in a monotonous cadence (ページ9)

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コンビニから図書館に戻るとヘチャニはすやすや眠ってしまっていた

そもそもどうしてあんなにヘチャニは疲労困憊であたしは学食に思いを馳せつつカップラーメンをすする羽目になっていたのかというのは簡単な話で今日が期末試験期間の最終日で
多くのレポート提出期限の山場が明日だからである

ヘチャニはとくに心理学科だから文系科目も理系科目もパランス良く学ぶ必要があるみたいで

(ヘチャニの学術的好奇心が多岐にわたっていることも彼の履修科目に一貫性がない一因だとは思うけど)

「もう頭が疲れちゃう」んだとかなんとかよくわかんないけど

ここ数日あたしたちはこうして互いの生存を確認しあいながら図書館に籠城していた

まあそんな日々も今日で終わり

あたしはさっき明日までのレポートを完成させて研究室のポストに投函してきた(何としてでも今日のうちに提出しちゃいたかったから日替わり定食はあきらめた)し
ヘチャニもこの感じだとあともう一息ってとこだろう

とりあえずちょっと寝かせてあげてからすこーしだけ仕上げを手伝ってあげようかな

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(ヘチャナ～そろそろ起きなきゃ)

(ぬな⋯⋯じぇの⋯⋯いっちゃやだ⋯⋯おれも⋯⋯)

((じぇの？ってあのイジェノ？知り合いなのかなあ))

(ぬな⋯⋯あれヌナ？戻ってたなら頭撫でてないで起こしてくださいよ～寂しいじゃないですか！)

(おはよすこし頭すっきりした？⋯⋯ヘチャニってイジェノと知り合いなの？)

(おかげさまで目は醒めましたけどあんなやつヘチャニは知りません)
(そんなことより今夜は久々にヘチャニと食事しましょう♡)

((あんなやつってことは知り合いなのね⋯⋯))
(はいはいいいですよ～レポートもすこしは手伝ってあげるからね)
(どうせあとちょっとなんでしょ？)

(よくしヌナ～！愛してます！あと一時間で終わらせます！)