in a monotonous cadence (ページ15)

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⋯⋯このあたりまで空元気で話したナナちゃんは力尽きたのかテーブルに突っ伏してしまったしロンちゃんも大きく深呼吸をして

「おれが戻らなかったらどうなっていたことか⋯⋯」
「まあそういうことだ」

と話を放り投げてしまった

食堂のピークは過ぎていたとはいえ何が起きたか想像できないことはない(想像したくもないけれど)
まあ要はゆっくり食事ができなかったのだろう可哀想に

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まあここで可哀想がっていても仕方がないしヌナがコンビニエンスなストアでなにか元気の出るもの(漠然)を買ってきてあげようじゃないか！とカードケースを握りしめて意気揚々立ち上がると
着ているスウェットの裾が引っ張られる感覚がして視線をやればそこにはナナちゃんの綺麗なおててがあった

びっくりしてすとんと元の位置に腰をおろすと液状化したナナちゃんが頭は上げないまま猫のように擦り寄ってきて

「ナナのお姉ちゃんは～ぬなみたいにあったかくて～優しいひとがいい～」

とか何とか
一人っ子のはずのナナちゃんはそんな意味不明な(とはいえ若干既視感のある)ことを口にしながらするするとあたしの手を握りしめてあたしの太腿を枕にして穏やかな寝息を立て始めてしまって
とりあえずすこし落ち着くまでそのままにしておいてあげることにした

(背もたれのないベンチだから寝ているナナちゃんが地面に落っこちちゃったら困るし)

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