★Bodyguard ページ36
強いから大丈夫なんて
誰に守ってもらわなくてもいい、なんて
そんなこと、言うなよ。
俺がなってやるから
アンタだけの、ボディガードに。
―Bodyguard
※このお話は、基本的にAさん目線です。
「ありがとうございました」
その声とともに、一気に緩む緊張感。
道着の帯を緩めて、畳に大の字に寝転がった。
「あ〜ここで寝たい〜」
「お前、もはや男だな…」
そんな外野の声は無視無視…
この失礼なことを吐く3つ上の兄と2つ下の弟に挟まれ
厳格かつ、超体育会系な父に育てられた私は
悔しいかな…兄の言う通り、ほぼ男、なのかもしれない。
小さい頃から無駄に背が高く、手足が長く
運動神経が良く、なぜか柔道をやらされ
順調に強くなり…背はますます伸びて
運動の邪魔になるからと髪はいつもショートカットにされ。
そんな超スポーツ少女の見た目とは違い
子どもの頃の夢は、お花屋さんだった。
中学校に上がる頃までは、オンマと一緒にケーキやクッキーをつくるのが好きだったし
編み物や刺繍も好きだった。
でも…そんな優しいオンマは、中学2年のとき、病気で天国に行ってしまった。
それからは、家のこと、学校、そして放課後は柔道に、と
毎日の生活に必死で…
自分が女の子であることも、忘れてしまった。
高校生になり、身長が170cmを超えた頃には、
父の仕事を手伝うしかないのか…と、もう納得するようになっていて。
大学を卒業し、父の経営する警備会社で働いて、はや2年。
なんで女の私が！兄と弟だけでいいじゃないかと父にはさんざん言ったけど
女のほうが、特定の人の警備には向いていることもある、とかなんとか…うまいこと丸め込まれた。
身辺警護が主な仕事
会社の経営者や要人の警護は、かなりの責任を伴う仕事だし
気が引き締まる。最近では、やりがいも、感じるようになった。
まぁ、そんな状況だから、男に見えてもしょうがないし
守られる人に「強そう」と安心してもらえたほうがいいし
なんて、もう割り切って仕事に打ち込んでいる。
畳の感触が気持ちよくて、このまま落ちそうだな…なんて微睡んでいたら
ドスのきいた声が降って来た
「A起きろ…仕事だ」
しょうがない…行きますか。
ガバッと起き上がり、アッパの後をついて行った。
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miyu(プロフ) - あゆりんさん、ごまねさん！ありがとうございます！！ようやく一話更新できました。ノロノロになっちゃうかもですが、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします！ (2015年11月21日 23時) (
レス) id: 812cdb4791 (このIDを非表示/違反報告)
ごまね(プロフ) - 返信ありがとうございます♪楽しみにまってます(^o^) (2015年11月21日 20時) (レス) id: f2598c3f20 (このIDを非表示/違反報告)
あゆりん(プロフ) - そうだったんですか!次の更新楽しみしてます♪頑張ってください(*^^*) (2015年11月21日 20時) (レス) id: 8609184879 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - またよかったら、読んでやってくださいませ！ (2015年11月21日 20時) (レス) id: 812cdb4791 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - ごまねさん、あゆりんさん、玉ちゃんふぁみりぃさん、みーこさん！このたびは読んでいただき、また、楽しみにしてくださって、本当にありがとうございます！実は、続編がまだ更新できておらず…お待たせしておりすみません>_< 更新でき次第公開します！ (2015年11月21日 20時) (レス) id: 812cdb4791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miyu | 作成日時：2015年10月14日 22時
