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「あら、久しぶりだな」
「うん…ずっと地下に籠りっぱなしで」
久しぶりに足を向けたヒチョリヒョンの店。
きっと、「疲れた〜」って、ヌナが来てるだろうから…
なんだか、その場にいるのは躊躇われて。
こんなに間があいたのは、初めてのことかもしれない。
「てかお前、そのクマ…大丈夫か？」
「うん。相変わらずだから」
自分の目の下に軽く触れて、カウンターのいつもの場所に座った。
「無理して、ぶっ倒れんなよー」
「…ありがと」
素直に、頷いてみたら「珍し…」と笑われた。
今夜は冷える…
だから、ほっかほかのおしぼりが、ありがたい。
広げて、顔を覆ったら、また、頭の隅から出てくるあの人。
と同時に、俺の目の前に差し出されるグラス。
いつものやつ。
「A、忙しそうにしてるよ」
添えられた、ヒチョリヒョンの声。
そっか…もうすぐ、12月だもんな
ケーキ屋にとっては、一番の稼ぎ時。
クリスマス。
「ま…忙しいから、気は紛れていいのかもしんねぇけどな」
「…そか」
「アイツも、なかなか無理する質だから、
お前みたいなクマ、つくってたわ」
「…ヌナ、来てるの？」
「あぁ、いつも通りな」
「疲れた〜」って、大袈裟にヌナのマネをするヒョン。
「じゃあ、大丈夫だね」
「…お前、なんで来なかったの？」
「え……だから仕事がキツくて」
「今まで、キツイときほど来てたじゃん。
お前ら、カウンター陣取って飲ませろーってくだ巻いて、迷惑な客、だったじゃん？」
お前ら…か
「…寂しがってたよ」
グラスに目線を落としていたら、頭の上に落ちて来た言葉。
思わず顔を上げてヒョンを見た。
「A…お前が来ないの、気にしてた。
何かやらかしたんじゃないかって、なんか凹んでたわ」
「……何も、ないよ」
何か、あったほうがまだ、良かったのかもな…
ヌナのこと酷く傷つけて、こっぴどく振られて、
もう、絶交されたほうが、今の状態よりかまだマシかも。
こんな…ただ悶々と想うだけなんて、
本当、らしくない。
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miyu(プロフ) - あゆりんさん、ごまねさん！ありがとうございます！！ようやく一話更新できました。ノロノロになっちゃうかもですが、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします！ (2015年11月21日 23時) (
レス) id: 812cdb4791 (このIDを非表示/違反報告)
ごまね(プロフ) - 返信ありがとうございます♪楽しみにまってます(^o^) (2015年11月21日 20時) (レス) id: f2598c3f20 (このIDを非表示/違反報告)
あゆりん(プロフ) - そうだったんですか!次の更新楽しみしてます♪頑張ってください(*^^*) (2015年11月21日 20時) (レス) id: 8609184879 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - またよかったら、読んでやってくださいませ！ (2015年11月21日 20時) (レス) id: 812cdb4791 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - ごまねさん、あゆりんさん、玉ちゃんふぁみりぃさん、みーこさん！このたびは読んでいただき、また、楽しみにしてくださって、本当にありがとうございます！実は、続編がまだ更新できておらず…お待たせしておりすみません>_< 更新でき次第公開します！ (2015年11月21日 20時) (レス) id: 812cdb4791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miyu | 作成日時：2015年10月14日 22時
