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彼女は部活、僕は受験勉強
忙しい冬。相変わらず、ボクらの時間は帰り道がほとんどだったけど…
「A！キボム先輩が呼んでるよ」
「え、あ、うん」
「ほんと、いいなぁ〜。キボム先輩が彼氏なんて、羨ましすぎるんだけど！」
「もうっ」
あぁ、可愛い子たちだなぁ。
こそこそ話してるつもりかもだけど、なんせ地獄耳ですから…廊下にいても聞こえてきてるよ。
ククッ
ボクって意外と、モテるんだなぁ。
クラスの女の子たちの視線を浴びながら、恥ずかしそうにボクの元へやってくるAちゃん。
「キー先輩、教室まで迎えに来なくていいですからっ」
早く早く、と急かすようにボクの袖の裾を掴んで教室を離れる。
それが、萌えるんですけど。
「憧れの先輩彼氏、ちゃんとできてたでしょ」
「えっ、そんなこと考えてたんですか？」
ほっぺを膨らませて、睨んでくる。
もう、ほんと飽きない、ボクの彼女。
最近は、ダンス部の部室でこっそり弁当を食べるというふたりだけの時間をつくることに成功していた。
「キー先輩、やっぱり、ソウルの学校に進むんですよね？」
「あ…うん。ちゃんとデザイン、学んでみたいからね。
でも、Aちゃんと離れるの、寂しすぎて今から泣きそうなんだけど」
「もう、先輩は本当に甘えん坊さんですね」
大袈裟に泣きの演技をしたら、弁当箱を膝の上に置いた彼女が頭を撫でてくれた。
日々、彼女に好きだ好きだと、アタックを続けてきた成果が、遂に、じわじわと実を結び始めたのだ。
彼女から、こんなこともしてくれるようになった。
恥ずかしがり屋の彼女のことだから、ふたりきりのときだけだけど
「あ、また来てる」
ガチャリ、と部室の開く音とともに、にっくき姐御、ニコルの声。
だから、当たり前のように、パッと、ボクの頭の上にあった手は引っ込んでしまった。
「お前らまさかここで…」
「ウヒョナっ」
後ろからやってきたウヒョナ。お前、デリカシーなさすぎんだろ。
隣を見たら、Aちゃんは目をぱちくりさせてる。
ふぅ、気づいてないっぽい。
あぁ、彼女が純粋な子でよかった。
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miyu(プロフ) - あゆりんさん、ごまねさん！ありがとうございます！！ようやく一話更新できました。ノロノロになっちゃうかもですが、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします！ (2015年11月21日 23時) (
レス) id: 812cdb4791 (このIDを非表示/違反報告)
ごまね(プロフ) - 返信ありがとうございます♪楽しみにまってます(^o^) (2015年11月21日 20時) (レス) id: f2598c3f20 (このIDを非表示/違反報告)
あゆりん(プロフ) - そうだったんですか!次の更新楽しみしてます♪頑張ってください(*^^*) (2015年11月21日 20時) (レス) id: 8609184879 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - またよかったら、読んでやってくださいませ！ (2015年11月21日 20時) (レス) id: 812cdb4791 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - ごまねさん、あゆりんさん、玉ちゃんふぁみりぃさん、みーこさん！このたびは読んでいただき、また、楽しみにしてくださって、本当にありがとうございます！実は、続編がまだ更新できておらず…お待たせしておりすみません>_< 更新でき次第公開します！ (2015年11月21日 20時) (レス) id: 812cdb4791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miyu | 作成日時：2015年10月14日 22時
