君は僕の英雄 (ページ29)

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あれ、女神？の続きページ29

JH「で、ヌナは何に悩んでるの？」

撮影も終わり、私たち二人がいるのは個室づくりの創作料理店。前に、行ってみたいなぁとボソッとこぼしたことがあってそれを覚えていたらしく出来る弟のジェヒョンは予約しておいてくれたらしい。

『悩みっていうか疑問？かな、今まで懐かれてたペットがいきなり性格変わったらどうする？』

「ペット？！ヌナ何か飼ってたっけ？」

『飼ってない(笑) 飼ってないけど、ちょっと気になったというか。』

ペットて言ったらジョンウに失礼よね、だけど固有名詞は出せないし何よりグループ内でそんなことがあったことをバレるのは避けたい。

「ん〜、ヌナはその懐かれてたペットが変わってどう思ったの？別にペットがヌナを嫌いになってたわけじゃないんでしょ？」

『なんて言うかその、驚いたの。今までは人懐っこくて愛くるしいって感じだったのに、ミステリアスさが出てきたというか、、ちょっと戸惑っちゃった』

「はあ？ミステリアスなペット？」

いきなり男らしさを出してきたなんて言ったら、この話がペットでないことがバレてしまう。苦しい話だけど、ちょっと天然なジェヒョンのことだ。きっと信じてくれるはず！

「まあでも、その子の根本的な部分はかわってないよ。きっとヌナのことが好きなのはかわってない。
ただ、少しだけイタズラしてみたかったんじゃない？」

『イタズラ？』

え、私は子犬(ジョンウ)にからかわれてるの？

「ちょっと態度を変えたら、ヌナがどんな反応するのか」

テーブルを挟んで向かいに座っていたジェヒョンの顔がぐっと近くなる。

相変わらず綺麗な顔してるなー。

「例えば、、」

！！！！！！！！！！！！！！！！

ボケっとジェヒョンの綺麗な顔を見ていたら、頬に手を添えられてそのままキスされていた。