君は僕の英雄 (ページ27)

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君が英雄になったわけページ27

デビューが決まった。

一緒に練習してきたけど一足先にデビューしたヒョンたちに合流することになった。

大丈夫、緊張はしてるけど上手くやってる。自信を持とう。

大丈夫、沢山練習だってしてきた。この前も振り付けの先生からも褒められたし。

大丈夫、今まで頑張ってきたんだ。

大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫

だいじょうぶ、

本当に大丈夫か、、、？

振りは間違えない？立ち位置は？声は出るかな？呼吸は？

あれ、、呼吸てどうやってするんだっけ。
苦しくなってきた、、

水の中にいるみたいだ、苦しい、頭がボーッとしてきた。
何も考えられなくなってきたな、どうしよう。もうすぐデビューなのに。
皆に迷惑をかけちゃう、、そんなの絶対だめなのに、、

苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい

『ジョンウ？どうしたの、大丈夫？』

『ゆっくり息を吸ってごらん。うん、上手だよ。吐いてみて』

なんか声が聞こえる、、息を吸って吐く、、
背中、なんか温かいなあ

『そうそう、ゆっくり繰り返してみよう』

ああ、この声はAヌナの声だ。

『ジョンウ、わかる？』

「ヌナ？」

『そう、ヌナです。呼吸続けて』

「うん」

ずっとヌナは背中をさすっていてくれて、隣で優しい声で話し始めた。