君は僕の英雄 (ページ15)

今日:22 hit、昨日:12 hit、合計:35,197 hit

聞いてない！ページ15

JM

予定していたコンサートが中止になり、ナーバスな気持ちになりながらも練習室に来てしまった。

こればかりは仕方ないし、誰も悪くないし、誰も責められない。そもそも責めるという概念もない。

だけどさ〜、やっぱり楽しみにしていたことだから落ち込んでないと言ったら嘘になるわけで。

でもこれもきっと何かの試練であって、きっとこのあとは必ず良いことがあると期待して今日も練習しに来た。もちろん、俺の親友と。

親友は携帯をいじりながら床に寝そべっている。
あと10分したら始めるって言ったのお前だよ、もうそこから15分経ってるけど。

ジェノヤ、お前のオンマに言いつけるぞ、、、お前が夜遅くまで起きているこJN「ジェミナ、！」

っとをっていきなりどうした。

『どうした？』

JN「これ、見て。ドヨンイヒョンから送られてきた」

自慢の筋力でスイっと起き上がり、俺の隣にちょこんと座る。親友の携帯画面を見てみれば、そこにはAヌナとドヨンイヒョンのツーショット。これだけ見れば普段から見慣れたもので、ドヨンイヒョンまたヌナと写真撮っててズルいといつもなら簡単に済んだ話。

だけど今日は明らかに違う！！！何がって！！？

Aヌナがスカートを履いている！！！！！何事！！！！

JN「おーい、生きてる？」

どうやらしばらくフリーズしていたらしい、、ジェノが目の前で手を振って我に返った。

『生きてる、、、けど』

JN「けど？」

『こんなの聞いてない、、』

JN「いや、俺だって聞いてないけど」

『昨日だってヌナとメッセージやりとりしたし、何なら今日だって朝電話した！』

『なのに教えてくれなかった、、、』