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｢…それで？どーするんですか？｣
彼から目を逸らせないでいると、
横から二宮さんの声が割って入る。
｢俺らのお姫様になってくれるんですか？｣
大野さんとは違う綺麗な黒い瞳。
その奥で、冷たく鋭く何かが光ってる。
普通の人なら怖いと目を背けたくなるような目線を私に送り続ける。
………でも、私は逸らさない。
逸らしちゃ行けない気がした。
｢…私は、何の役にも立てません。｣
二宮さんの後ろで、私の言葉を聞いて残念そうに首を垂らした相葉さんが視界に入る。
…私はまだ二宮さんから目を逸らさない。
｢…足でまといになるし、、むしろ私なんかいない方がいいと思う｣
たくさん本音を私にぶつけてきた彼ら。
私も本音で返さなくちゃ行けない。
…自分の思ってることを正直に話すのは、
すごく勇気がいること。
でもそれを彼らはしてくれたのだから……。
｢…でも！…私は、あなた達と一緒にいてみたい。｣
｢変われるんじゃないかって、今思ったの。｣
………ううん。
｢……変わりたいって思ったの｣
｢だから……こんな私でよければ一緒に居させて下さい｣
最後の語尾につれて、
少しずつ声が小さくなってしまったけれど、
それでも生まれて初めて素直になれた気がした。
冷たく鋭かった二宮さんの瞳は、
ふっと柔らかいものに変わって、
良くできましたというように、目を細めて微笑んだ。
｢…うっわーーい！！Aちゃん！これからもよろしくね！｣
二宮さんの後ろにいたはずの相葉さんが笑顔で飛んできて、
私の両手を力強く握る。
初めてあった時もこんなだったよなぁ…。
相葉さんのその手と私の手を引き離すように伸びてきた大きな手は、
隣にいた彼のもの。
引き離された手を見つめて｢リーダーのケチぃ〜｣なんて相葉さんが言う。
彼のその行動にびっくりしてると、｢よく頑張ったな｣ってさっきまでの可愛らしい君じゃなく、
総長の顔でそう言った。
________心の中で疼き始めた新たな感情を私はまだ知らない。
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ぷっちんぷりん(プロフ) - 美唯さん» ありがとうございます！本日少しだけですが更新しましたので、お時間ある時にお読みくださると嬉しいです♪ (2017年6月6日 20時) (
レス) id: 9c8e224305 (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き読みたいです (2017年6月3日 15時) (レス) id: 9da5bd590f (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちんぷりん(プロフ) - リーさん» お返事遅くなってしまいすいません…。本日、久しぶりに更新しましたので、読んで頂けると嬉しいです！！ (2017年2月26日 9時) (レス) id: 9c8e224305 (このIDを非表示/違反報告)
リー(プロフ) - 更新楽しみにしてます(><) (2017年1月20日 20時) (レス) id: 212fcb41a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちんぷりん(プロフ) - 始まりました！待っててくれてありがとう！頑張りまーす！！ (2016年10月16日 11時) (レス) id: 9c8e224305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷっちんぷりん | 作成日時：2016年9月15日 22時
