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「…えっ？」
櫻井さんが驚いて声を出した。
だけど、
驚いて声が出そうになったのは私も同じで、
慌てて口元を手で隠した。
「おいらが教える」
「…うん、分かった」
櫻井さんがすっと場所を交代すると、
さっきまで目の前にあった黒髪は金髪に変わり、
少しがっちりとした背中は、
猫背がかった可愛らしい背中に変わる。
「行こっか」
ぼ〜っと立ち尽くしている私の腕を掴むと、
部屋を後にする。
後ろから相葉さんの「行ってらっしゃい〜」って楽しそうな声が聞こえた。
だけど、
今の私はそれに返す余裕もなくて、
ただただ繋がれた左腕にドキドキを隠すことしかできない。
「ねぇ、おいらのこと分かる？」
彼の背中越しに声が聞こえて、
左腕に行っていた意識を彼に慌てて戻した。
「分かりますよ。」
いつも目が合ってるから、
分からないわけがないのに、
いちいち確認するのが面白くて、思わずクスッと笑いが出る。
「笑うなや」
また背中越しにそう聞こえて、
ごめんなさいってまだ笑いながら言ったら
目の前の肩が揺れて、彼も笑っているのが分かる。
部屋を出て、階段を降りると
大きなコンクリートの壁の向こうから
わざわざと人の話し声などが聞こえてくる。
………何なんだろう…？
この壁の向こうに何があるのか、
この時は想像もつかなかった。
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ぷっちんぷりん(プロフ) - 美唯さん» ありがとうございます！本日少しだけですが更新しましたので、お時間ある時にお読みくださると嬉しいです♪ (2017年6月6日 20時) (
レス) id: 9c8e224305 (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き読みたいです (2017年6月3日 15時) (レス) id: 9da5bd590f (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちんぷりん(プロフ) - リーさん» お返事遅くなってしまいすいません…。本日、久しぶりに更新しましたので、読んで頂けると嬉しいです！！ (2017年2月26日 9時) (レス) id: 9c8e224305 (このIDを非表示/違反報告)
リー(プロフ) - 更新楽しみにしてます(><) (2017年1月20日 20時) (レス) id: 212fcb41a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちんぷりん(プロフ) - 始まりました！待っててくれてありがとう！頑張りまーす！！ (2016年10月16日 11時) (レス) id: 9c8e224305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷっちんぷりん | 作成日時：2016年9月15日 22時
