ー22ー ページ22
(和也side)
久しぶりに、大野さんをカッコイイと思った。
名前も知らない、
声すら聞いたこともない女の子に
好意を寄せているであろう、うちのトップ。
……本人はまだ気づいてないみたいだけど。
その子が男達に襲われていた時
助けに行ったあなたは
男がみてもかっこいい漢(おとこ)だった。
俺達がついた頃には、姫はもう服はボロボロで
涙を目にたくさん貯めて抵抗してた。
「やめろっ！」
リーダーがそう叫ぶと、男達はこっちを見て
その人が誰かを分かった途端
顔色を青く染めた。
「お前ら…なにやってんのか分かってんのか？」
俺らでもビビリそうな低い声は
男らの肩を大きく震わせる。
「すすす、すいませんでした！」
一番、気弱そうな男が真っ先に謝ると
リーダーはそこまで行き、
「覚悟…出来てんだろうな？」
耳元でそっと囁いたら、
ーバキ！
鈍い音を響かせた。
ぐはっ！と地面に這いつくばった男を
上から見下ろすその目は、
とても冷酷な目をしてるに違いない。
大切な人を傷つけられて、
相当、腹に来たのか、
五分足らずで男6人をボロボロにした。
…この人たち、もう再起不能じゃない？
それが終わるとすぐさま姫に駆け寄って
自分の来てたシャツを彼女にかけて
「俺が連れてくから。倉庫にいこう」
表の顔のまま、俺達にそう言った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 118人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷっちんぷりん(プロフ) - 美唯さん» ありがとうございます！本日少しだけですが更新しましたので、お時間ある時にお読みくださると嬉しいです♪ (2017年6月6日 20時) (
レス) id: 9c8e224305 (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き読みたいです (2017年6月3日 15時) (レス) id: 9da5bd590f (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちんぷりん(プロフ) - リーさん» お返事遅くなってしまいすいません…。本日、久しぶりに更新しましたので、読んで頂けると嬉しいです！！ (2017年2月26日 9時) (レス) id: 9c8e224305 (このIDを非表示/違反報告)
リー(プロフ) - 更新楽しみにしてます(><) (2017年1月20日 20時) (レス) id: 212fcb41a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちんぷりん(プロフ) - 始まりました！待っててくれてありがとう！頑張りまーす！！ (2016年10月16日 11時) (レス) id: 9c8e224305 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぷっちんぷりん | 作成日時：2016年9月15日 22時
