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楽しみにしていた夏休み。
始まってすぐ憂鬱になった。
何をしても気持ちは晴れず、
私の中であの日の出来事が整理されないまま、
月日だけが流れた。
悲しいことに私のカレンダーは
バイトの文字で埋め尽くされている。
「いらっしゃいませ」
平日の夕方、あまりお客さんは来ない。
ガランとした店内。
GS「A」
「ギョンス先輩っ…」
入ってきたのはギョンス先輩だった。
あの日、何も言わずに私の話を聞いてくれた日あたりから、私はバイトが忙しくなり、ギョンス先輩と一緒に勉強することは少なくなっていた。
GS「久しぶりだね。」
「1人で勉強さみしくないですか??(笑)」
GS「全然。うるさいのがいなくて楽だよ。」
ぐさっ……
ギョンス先輩の鋭い言葉は私の胸に突き刺さった…
GS「あ、そうだ。
8月いっぱいでここ辞めるから。」
「え、あぁ…そうなんですか…」
ギョンス先輩はシフトを減らしたみたいで、
バイト先でも全く会わなかった。
ほんとに辞めちゃうんだ……
GS「手、止まってるよ」
カウンターに置かれるお茶とプリン。
慌ててレジ打ちをする。
「…ギョンス先輩がプリンなんて珍しいですね。」
GS「僕のじゃないし。」
「え??」
GS「はい、差し入れ。」
プリンが入った袋を目の前に出される。
「…え!?私にですか!?汗」
GS「他に誰もいないでしょ。
ほら、見つかると色々うるさいから」
「ありがとうございます!!」
GS「……よかった。」
小さく呟いたギョンス先輩。
GS「…元気そうでよかった。
なんてLINEしていいのかわからなかったし、
ましてや電話なんて出来ないし、
気になってたんだ、
大丈夫かなって。」
ギョンス先輩のこの言葉に涙腺が緩む。
「…ギョンス先輩は優しさで出来てるんですね…もうなんて言ったらいいか…」
私がこう言った瞬間、ギョンス先輩の表情が曇った。
さっきまで私を見ていた瞳は下に向けられる。
「ギョンス先輩…??」
見たこともないくらい冷たい表情だった。
変貌ぶりに驚くことしか出来なかった。
GS「…何言ってんだろ…」
「…え??」
GS「…ほんとはそんなんじゃないのに。」
いつもより低く、暗い声。
.
GS「…Aを苦しめてるのは、
僕なのにね。」
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サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - そよんめ、余計なことを笑 ギョンちゃん可愛そう(T ^ T) (2017年12月29日 2時) (
レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
はるか - カルピスソーダ。大好きで寝る時間削ってでも読んでますwwべくと主人公のすれ違い…読んでてすごくﾊﾗﾊﾗﾄﾞｷﾄﾞｷします！ほんとにカルピスソーダ。大好きな作品です！！べくとのハッピーエンド希望(*´-`) (2015年2月9日 10時) (レス) id: e9eb008029 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - もう最高です！！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！^ - ^ (2014年12月14日 20時) (レス) id: 0db13a850f (このIDを非表示/違反報告)
いちごうゆ(プロフ) - 久しぶりの更新、すごく嬉しかったです!!(m'□'m)うーん、ギョンちゃんもいいけど、やっぱりベクと結ばれてほしいですぅー…(泣)更新ファイトです!! (2014年12月14日 20時) (携帯から) (レス) id: bacf410023 (このIDを非表示/違反報告)
ラッキーセブン(プロフ) - 最近読み始めたんですが 、もうこの作品のファンです！続きが気になって気になってしょうがないです 笑 更新楽しみにしてます ( ´ ▽ ` )ﾉ (2014年12月10日 22時) (レス) id: 8b1306e524 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんかん
| 作成日時：2014年4月29日 23時
