君の彼女でいる条件 (ページ37)

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37.不要な悩み？ーJMーページ37

「…でさ、ジュンミョナはなんでAちゃんに彼氏できてるって思ったわけ？」

僕の隣で肘をついてこっちを見てくるルハンが僕に聞いてくる。

「いつもより帰りが遅くなった日、上機嫌だったんだよね」

「帰りが遅いって…夜何時くらい？」

「7時だったかな」

「はあ？…それ遅いって言わないよ、普通だよ普通！」

バカにしたような口調にムッとして、少し声を大きくして反論する。

「7時だったら十分遅いでしょ！いつもは5時くらいには帰ってきてるのに！」

「そうだよー、ルハン。7時だと暗いから女の子なら危ないもんねー」

「いや、そうかもしれないけどさ…ってイーシンは静かにしてて。話ややこしくなるから」

ルハンにそう言われて慌てたように両手で口を隠して目をパチクリさせるイーシン。…ああ、イーシンは悪くないのに。

「それだけじゃなくってさ…今日はお弁当2人分作って持って行ってたんだ。女友達にあげる的なこと言ってたけど男用の箱だったし…。あ、でもその子は大食いって言ってたから本当なのかも…ああ、どっちだ！分からない！」

考えれば考えるほど分からなくなってきた。どうしたらいいんだ！

混乱した頭を抱えて目の前のテーブルに突っ伏す。

「…ルハン！ジュンミョナ壊れちゃったのかなあ？」

「ジュンミョナが壊れてるなんて今に始まったことじゃないから大丈夫だよ」

…随分好き勝手言ってくれるね、2人とも。ヒソヒソと言ってるつもりだろうけど全部聞こえてるからね。どうせルハンは聞こえてもいいと思って言ってるんだろうけど。

「2人ともさあ！友人がこんなに悩んでるというのに、助けようとは思わないわけ？」

「ジュンミョナのその悩みは、不要な悩みだからね。それより深刻なのはジュンミョナがシスコン過ぎるってことだよ」

「僕はシスコンなんかじゃない！ただ普通に妹を大切にしてるだけだ！」

「…僕、Aちゃんに会ってみたいなあ」

この場に似合わない和やかな口調でとんでもないことを言い出すイーシン。Aに会う？そんなの…

「絶対ダメ！！会わせないから！！」

「ほら、シスコンじゃん！」

僕を指差して笑うルハンを睨みつけながら思う。

A、オッパにはちゃんと本当のこと教えて？じゃないとオッパは心配で不安でたまらないんだよ！