君の彼女でいる条件 (ページ33)

今日:9 hit、昨日:36 hit、合計:724,562 hit

33.ヤキモチページ33

休憩のあと再びみっちりと勉強して、気づけば日が暮れていた。「そろそろお開きにしよう」というギョンスくんの一声で皆帰り支度をし始める。

ジョンインくんの家を出て、ソナたち3人が帰って行くのについていこうとすると

「待って、送るから」

そう言って、私の腕を掴むジョンインくん。

さっきまでのスパルタ鬼教師ジョンインくんとは全然違う優しい雰囲気に、それだけで心拍数が上がった気がした。

『あ、ありがとう』

辛うじてそれだけ声を発すると、いつものようにジョンインくんの隣に並んで歩く。

「Aさ、他の男子とあんまり仲良くしたらダメだから」

『…え？』

「今日だって、教室でギョンスヒョンと仲よさそうだったし。さっきはセフナと内緒話してたし」

なんか、それって…

『もしかして、ヤキモチ妬いてる？』

バッと私の方に顔を向けてくるジョンインくんは真顔で…

ごめんなさい！ちょっと自惚れました！！

『な、なんてそんなはずないよね！ごめんなさい』

「そうか…そう、みたい」

へ？そうみたいって…ヤキモチ妬いたってこと？

ジョンインくんを見るとどことなく顔が赤くなっていて

「だから、他の男子と仲良くしないで」

なんて言われたら思わず『はい』って答えるしかないじゃんか！

で、本当にそう答えようとして目の前にギョンスくんとセフンくんの顔が思い浮かぶ。

セフンくんにはソナのことで応援するって言っちゃったし、ギョンスくんに関しては他でもないジョンインのことで協力を頼んでるし…

仲良くしない、なんて無理じゃん！

『ジョンインくん、あのね…あの2人とは仲良くしなければならなくてですね…』

「ん？無理？…A条件忘れたわけじゃないよね？」

そ、そんなあ！

私、どうしたらいいんですか！