君の彼女でいる条件 (ページ30)

今日:15 hit、昨日:8 hit、合計:724,532 hit

30.不安でいっぱいですページ30

「セフナ？何、どうしたの」

かなり速く走ってきたのかセフンくんは私たちに追いつくと肩で息をしていてとても苦しそう。

「いや、ただジョンイナたちが見えたから…ってこんな大勢でどこに行くの？」

「今からね、ジョンインくんの家でお勉強会するんだよー」

ソナがセフンくんに答える。

「勉強会？って…誰かと思えばソナか！」

「私に気づかなかったとは…セフナ、許すまじ！」

「ちょっ…ごめんって！蹴るのなし！」

ソナとセフンくんって仲よかったんだっけ？ただの知り合いにしては親密な雰囲気。私はぽかーんとしたままじゃれ合ってる2人を見つめる。

『ソナ！セフンくんと知り合いだったの？』

「え？言ってなかったっけ。同じ中学だよ」

『そうなんだー！』

知らなかった。人気者のセフンくんとソナにまさか接点があったとは！

「ねえねえねえ、ジョンイナ！俺も勉強会行く！いいよね？」

「…俺じゃなくて皆に聞いて」

「ダメダメ！セフナ、勉強嫌いでしょ？邪魔になるだけじゃん！」

と、ソナがいつも私にだけ言うような冷めた口調でセフンくんに言う。

セフンくんを邪魔だとは思わないけど、一緒にいるのはちょっも気まずいかも…

チラッとセフンくんを見ると目が合ってしまった。

「あ！…Aちゃん、だっけ？俺も行ってもいいよね？」

あ、なんか有無を言わさない口調…。やっぱりまだあの日のこと根に持ってるのかなあ…

『ぜ、全然大丈夫だよ』

「僕も全然いいよ」

成り行きを黙って見ていたギョンスくんも賛成して、これで多数決でセフンくんも勉強会に参加することに！

「ちょっと、皆！後悔しても知らないよ？！」

そうぶつくさとソナが文句を言うのを聞きながら私はすでに若干後悔をし始めていました…。

だって…こんな濃いメンバーに囲まれての勉強会だなんて、私、大丈夫かな。