43 CYside ページ3
「ベク、顔色悪いよ、大丈夫？」
ベクのこの顔見たことある。
あの時と一緒だ。
心配になって顔を覗き込むと、ベクは我に返ったみたいで、少しだけ表情が戻った。
「あっ…」
「ねぇどうしたの？俺に話してよ、力になるから」
黙りこむベク。
俺じゃ頼りないって思われてんのかな…
.
「昨日さ……ミヨンに言われたんだよ」
ポツリと口を開くベク。
ベクが、打ち明けてくれるみたいで少し安心する。
「何を？」
「こっちに戻ってきてほしいって」
まあそれは、俺からしてみれば想定内と言われれば想定内のこと。
だって、辞めた時むっちゃ怒ってたし、納得してなかった。
でも、それだけでこんな状態になる？
「それだけ？」
「あと……」
「あと？」
「ナウンの話になって…A……多分、聞かれた。」
…そういうことか。
それなら、納得できるけど、ベクの様子じゃまだなにかありそう。
まあでも、とにかくこのままじゃまずいから…
俺が一肌脱いでやりますか。
親友のピンチはほっとけないでしょ。
.
.
「ベクとAちゃんのために、俺が一肌脱いであげる。」
そう言った瞬間、ちょっとだけ嫌そうな顔するけど、心なしかさっきよりもベクの表情はよくなっていた。
「ベクちゃんは、ほんとに手のかかる子でちゅねー！」
髪をぐちゃぐちゃにさせながら、頭を撫で回すと"やめろよー！"と言ういつものベクの反応が返って来た。
「チャニョル。」
「ん？」
「白衣、裏返しだぞ」
「えっ！？まじ！！？？」
白衣に急いで視線を落として、背中を見たりして確認する。
「ぷっ アハハハッ！嘘だよ、嘘」
いたずらっ子のような顔でお腹を抱えて笑うベク。
「もー！ベク！！」
「なぁ、チャニョルー」
「今度は何！？」
「ありがと」
「！？」
「お前がいてくれて、助かったわ」
ベクは、時計に視線をやると"そろそろ戻りますか"と呟いて、ぐーっと伸びをすると、白衣を翻して
ベクが、俺にデレた……。
これは、ちゃんと2人のために仕事しなきゃ。
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moe__0506baek(プロフ) - 今日初めて短編から読ませていただきました！一気に見てしまうほど面白いです！更新待ってます！！ (2018年12月24日 16時) (
レス) id: 1ce8286013 (このIDを非表示/違反報告)
雲丹(プロフ) - 更新待ってます…！！ (2017年8月3日 21時) (レス) id: 662062914a (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 今日初めて読みました！でも、すごく面白すぎて、一気に呼んじゃいました！更新待ってます！！ (2017年7月15日 14時) (レス) id: 3edf4e2b8a (このIDを非表示/違反報告)
ｒｅ(プロフ) - 何回も初めから見ちゃう小説(；；) 更新待ってます(；；) (2016年9月22日 0時) (レス) id: f236e5cf86 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - カルテ更新あざまっす！結局寝るの早くて今読んじゃいました…すみませぬ(;;)でも、更新楽しみにして甲斐があった！べっちゃんと上手くいって欲しいからヨリよ、頑張るんだ！！ついでに玲仁さんを癒してヨリよ← (2016年5月3日 11時) (レス) id: e978da6f3f (このIDを非表示/違反報告)
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