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AM 4 :30
心臓をぶち抜くようなけたたましいアラームと共に「俺」が動き出す、ことは出来なくて。
寝具と俺を拘束する、グッと体を押し潰している重い何かと格闘して時計を見ると5:30。
そろそろ起きれるかもしれない。
腰を上げると、
もう拘束具は解れたようだ。
「っ、いて」
頭が痛い。そして右腕が痛い。
いつもの事だからどうでもいい。
散らばらせた机上から市販の頭痛薬を探し、その辺に転がっていた気の抜けたレッドブルと共に流し込む。嗚呼、何かで手を切った。
いつからだろうか、足の踏み場が無くなった部屋は外界とは違う臭いで充満していて。
何かガタガタとものが崩れていく音も、なんとも感じなくなった。
寧ろそれは己を反映しているようで、心地よくも感じて。
_______AM 6:00
「とりあえず生きような。行ってきます」
部屋に残る己の魂に挨拶をし、いつも通り出勤した。
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しずく - 面白かったです！更新楽しみにしています。これからも頑張ってください！ (2021年8月2日 21時) (
レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 面白いです！ (2020年10月31日 3時) (レス) id: 7af6836f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くも | 作成日時：2020年9月24日 23時
