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ほんとに10分だけだからねと釘を刺され個室に入って飲み物を注文した。
『とりあえず乾杯。』
そう言ってグラスを合わせた。
『ここ最近はどう?それになんか最後にあった時より痩せたきがするんだけどちゃんと食べてる?』
自分よりもAは忙しいのが目に見えて分かるのであまり連絡をしなかった。
時差のことも考えて連絡もしなかった。
「まあ、ぼちぼちやってるよ。ありがたいことに声優の仕事ももらってるし」
『こっちでも話題になってるよ。Fogはどんな人なんだとか。こっちでライブはやらないのかとかね。それ聞くたびにとんでもない妹になったと思うよ。』
「お兄ちゃんだけには言われたくないから。ユニコーンとか宇宙人とか呼ばれてるのに、よく言うよ。」
『WBC韓国戦だけ来るの?先発の時に来れたらよかったのにな。』
そう言うと同じことばっかり言うんだからと呟いた。
『何?』
「何でもないよ、声優のみんなで行くからプライベートでタイミングがあったのが韓国戦だけだからそこにしたんだよね。お兄ちゃん先発の日アフレコと、音源収録もあっていけないんだよね、観に行けたらよかったんだけどね。」
そう言いながらお茶を飲んでいるAに話しかけた。
『由伸と仲良いの?』
そう言うとむせかえるA。
「知り合いだけどそんな仲良いとかはないよ。接点もそんなにないから顔見知り程度だよ。」
『さっき由伸が知り合いにあったみたいだけどAのことだよね?』
「ほんとにお兄ちゃんが想像してる関係じゃないからね。この話しは終わり。お茶も飲み終わったし出よう出よう。」
そう無理矢理背中を押されて部屋をでた。
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HIKARU(プロフ) - 目次16ページ2つあります (3月11日 22時) (レス) id: 274ae1ab60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xoxo0216rs | 作成日時:2024年3月1日 12時