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「由伸さん汚いっすよ」
そう笑いがらむねが言った。
「ただ、AAさんって顔出ししてないんですよね。
デビューしてからずっと。事務所のプロフィールみても分からないですし。1回くらい会ってみたいっす。」
そう言うむねをみた翔平さんは少し困ったような顔をした。
「それからFogにも会ってみたいですね。ライブ応募してても絶対当たらなくて。配信みたんですけどあれは生で観に行くべきですよ。」
そう熱弁するむねは熱狂的なAさんのファンだった。
他の人からしても同一人物だとは思わないんだな。
自分もむねと同じ立場なら気づかないな。
それだけAさんが凄い人ということなんだ。
『ちょっとお手洗い行ってきます。』
そう声をかけて部屋をでてむかっていると声をかけられた。
「こんばんは。」
後ろを振り向くとAさんだった。
少しお酒を飲んだのか顔が赤くなっていた。
『何でここに?』
「仕事でちょっとこっちに来ててね。声優の人達もいるの。お手洗いに行こうと思ってたらいるんだもん、驚いたよ。」
『俺も驚きましたよ、ここ大阪だし。』
「そういえばなんでここに?」
『WBCの決起集会で来てるんですよ。翔平さんもいますけど呼んできましょうか?』
「そういうことね。お兄ちゃん呼ばなくてもいいよ。捕まったら長くなりそうだしね。」
『あ、お酒呑みすぎないでくださいね。フラフラで帰ったら危ないですし。』
そう言うとヘラヘラと笑いながら大丈夫だよ言った。
『けっこう本気で心配してるんで、分かりました?』
ほっぺを掴んで説得して分かりましたなんて答えてたけど
心配だなと思いながら手を話した。
?「ちょっと何してるんですか?」
そう声をかけられると男性が2人並んでいた。
「あれ?こうちゃんと江口さんなんでいるんですか?」
「あまりにも遅いから様子みにきた。あやねるが心配してるから早く戻っておいで。」
そう言われて連れていかれたAさん。
また後で連絡するねと手をふられ部屋にもどっていった。
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HIKARU(プロフ) - 目次16ページ2つあります (3月11日 22時) (レス) id: 274ae1ab60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xoxo0216rs | 作成日時:2024年3月1日 12時