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「由伸モテるのにな〜」
『由伸ってあんな感じですか?』
「女の人への態度?そんなことなかったけどな」
そう言いながら廊下を哲人さんと歩いた。
「由伸は昔からモテるけど3年前くらいかな?連絡先聞かれても全部断ってるんよな。飯誘っても女の人おったら全然喋らんし。2次会とか絶対いかんしな。何かあるんやろうけど。 」
『由伸がね……』
「風の噂で聞いたんだけど好きな人がいるとか言ってたかな?知らない人といるよりその人とご飯行ったりした方がいいって。」
「それほんとっす。由伸さんが自分で言ってたんで。」
「まじ?そんな風にみえんかったけど。」
「たまに携帯見ながらニヤニヤしてたんで聞いたら言ってましたよ、顔とかは知らないですけど。」
そう言うまっきーが言った。
『……由伸か。』
「何か言った?」
『何でもないです。』
まあ、何となく予想はついてたから驚きはしなかった。
Aがどう思っているかは分からない。
少し早歩きをして由伸に声をかけた。
『由伸、俺はけっこう厳しいよ?あの子のこと』
そう言うと由伸は苦笑いしていた。
「分かってますよ。……でもそう簡単に諦めませんよ、3年も想っているので。」
そう言う由伸の顔は真剣だった。
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HIKARU(プロフ) - 目次16ページ2つあります (3月11日 22時) (レス) id: 274ae1ab60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xoxo0216rs | 作成日時:2024年3月1日 12時