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『Aに何を伝えたのか答えてください。』
「そんなにせかなくてもいいだろう?」
そんな答えさもイライラしてしまう。
『わざわざ跪せる必要はなかったですよね?なんで今追いかけるんですか?』
「大谷選手は何も分かってないね。そこから間違ってるんだよ。」
『どういうことですか?』
「追いかけてたのは最近じゃない。君が日本にいる時からだよ?どれだけ頑張っても手がかりが見つからない。そんな時にある人がFogと声優のAAは一緒なんじゃないかって話しになったんだ。そこから色々調べるのは簡単だったよ?大谷さんの妹だってこともね。」
『……どうしたいんですか。』
「君たちは同じことを言うんだね。このタイミングではっきりと分かってよかったよ。大谷さんがWBCに出るって分かった時に必死に探したんだ。この会場に来てくれて助かったよ。」
俺のせいだ……
あの時呼ばなければこんなことにならなかった。
「ま、後の問題は全てあの子が考えるから。その時はまたどうするか聞けばいい。それじゃ行くね。」
そう声をかけて戻っていった。
「翔平、ごめん。俺も軽率だった、考えて呼ぶべきだった。」
『一平さんは悪くないよ。悪いのは全部俺だから。15年守ってきたものを崩したんだ。とりあえずAの所にいく。』
歩いているとソファーに由伸とAがいた。
『A!』
「翔平さん、静かにしてください。Aさんあれから寝ました、自分のこと話した後に。ここ最近の凄く忙しかったみたいです。」
Aを見ると隈はひどく疲れきった顔をしていた。
『お疲れ様。あとは任せておけばいいよ。』
そう小声で話しかけ頭を撫でた。
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HIKARU(プロフ) - 目次16ページ2つあります (3月11日 22時) (レス) id: 274ae1ab60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xoxo0216rs | 作成日時:2024年3月1日 12時