15年の秘密。

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1回戦目頑張ってね、応援してるから。


そう一言だけメッセージ送った。
アップもしてるだろうからきっと連絡は試合後に返ってくるんだろう。


「お疲れ様。」


そう声をかけられて後ろを振り向くと梅原さんがいた。


『お疲れ様です。梅原さんも収録一緒でしたね。』


2人でスタジオの廊下を歩く。


「今日収録終わったら江口さんとかで飲みにいくんだけど来る？来れるなら言っとくけど。」


『この収録の後に3本残ってるんですよ。その後音源収録を少しやってからなんで難しいですね。すみません。』


「けっこう忙しいんだ。」


『歌手が本業なのに声優の仕事もいただいてありがたいかぎりですよ。忙しいことは悪くないですから。明日の韓国戦って梅原さんも来ますよね？5人とは聞いてたんですけど。』


「そうなの？7人って聞いてたんだけど？」


『江口さんから5人って聞いてたんだけどな。』


「安元さん、江口さん、西山、俺、真礼さん、上田さんだったと思う。」


『それにしても江口さんよくチケットとれましたよね。絶対無理だろうなと思ってたんですけどね。』


「試合中ずっとお酒飲んでそう」


『想像つきますね。私はちゃんと野球みますよ？梅原さんもちゃんと楽しんでくださいよ？チケットとるの大変だったと思うので』


「それくらいの感情はあるわ。」


そう言って笑っていた。



『とりあえずアフレコ頑張りましょう。明日は完全にオフなので。』


そう言いながらブースに入った。

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