No.27 ページ27
MHside
Aが練習を再開するといった5分後くらいに部屋のドアが空いた。
見てみればAのクラブチームの社長だった。
S「答えは決まったか?」
そう怪しげな笑みをうかべた。
少しAの手が震えていた。
「後ろ下がってな。」
Aのたてになるように社長の前に立った。
S「俺は君に用があるんじゃないんだよ。後ろにいるAに用があるんだよ。」
怖くなったのかAが後ろから手を握った。
「あなたも知ってますよね?Aが戻らないこと。」
そう言うとAが小声で
A「ミニョンオッパもういいよ。私が話す。」
「でも、、、」
A「大丈夫。オッパが居てくれるから怖くない。」
A「社長。私は何を言われても戻りません。私が戻らないとリーダーは自由になれないと言いましたよ?私は自分の手でリーダーを自由にさせてみせます。」
S「自由にしてもお前の所へは戻ってこないかもよ?」
A「分かってます。戻ってこなくても私は1人でもやってみせますよ。だから帰ってください。もうすぐこの子達もデビューを控えてるんです。」
S「ずいぶん強気だな。じゃあ退散するよ。もし気持ちが変わったらいつでも連絡してこい。」
また怪しげな笑みをうかべて部屋を出ていったと同時に隣に立っていたAが崩れ落ちた。
「大丈夫?」
A「怖かった、、、みんなごめんね。練習しよ。」
「A。練習終わったらゆっくり話そっか。」
そう言うと少しだけAが笑顔になった。
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ユズノ(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます!いつも更新ありがとうございます!私はニュイがとても好きなのですが、ニュイが出てくるお話が少なく、プデュの話でもニュイの登場が少なかったので、オニブギさんの作品をいつも楽しみにしています!これからも読み続けます!! (2019年2月5日 10時) (レス) id: 9710d10539 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オニブギ | 作成日時:2018年9月10日 19時