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それから数日が経って。
照からは何度か電話が来たけれど、それに出ることはなくて。
こうしてまた、音信不通になって…もうほんとに、会うことなんてなくなるんだろうな。
あの日、たった数時間だけど。
出会えて、よかった。
元気な姿を見れて、よかった。
あの時の気持ちを全部伝えれて、よかった。
…あの時の、照の、ほんとの気持ちがわかって、。
｢…よかったんだよね、これで。｣
大嫌いなまんま、終わらなくて、よかった…。
迎えに行く、なんて、そんなことは叶わなかったけど。
その気持ちがあったってわかっただけで、心のもやもやはが、なんだか取れた気がするから。
彼らとのコラボプロジェクトは外されてしまったけれど。それで、よかったんだ。もう関わりを持つことはきっとないから。
テレビの中、笑顔でアイドルをしている彼を、普通の気持ちで見れるようになった。それだけで、よかったんだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
またまた数日が経った頃。
｢…｣
優希｢…おい｣
｢…ん、あ、なに？｣
優希｢…熱あんだろ｣
なんだか忙しい感情の中で、どうやらわたし、体調を崩したらしいです。
｢…ふぅー…ん？ないない｣
優希｢嘘つけよ｣
熱。あります。絶賛体調不良です。
優希｢そんな体調で菌がケーキに入ったら困るから帰れ｣
最もな意見を言われ、即帰宅。
どうやって帰宅したのか、それすらも記憶が曖昧。
…久しぶりだな、こんな体調崩すの。
気づけば、ベッドでしんだように眠っていた。
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作者名：みらくる
| 作成日時：2024年3月29日 17時
