STEP4 ページ9
なの「へぇ。んでそのままカフェ寄って帰ったと。」
次の日。学校に行き、昨日のことをなのちゃんとゆまに報告。
ゆま「ははっ岩本ドンマイ」
ゆまが岩本くんの背中をバシバシ叩いてる。痛そう。
岩「…まあ、なんとなくわかったから」
深「恋してんねぇ照。、っいて!なんで俺だけ殴るんだよ!」
なんてみんなでわいわい話してたら。
なの「…ねえあの子、隣のクラスの子じゃん?さっきからこっち見てない?」
なのちゃんの目線の先を見ると、隣のクラスの可愛いと話題の子。
ゆま「…フウカちゃんだっけ。可愛いよねあの子」
うん、ほんとに可愛い。
深「…え?なんかこっち来てね?」
フウカちゃんが、一緒に来ていた友達に冷やかされながら、こっちに向かってきてて。
フウカ「…あ、照、おはよ」
わたしとゆまとなのちゃんと深澤くんは、一斉にフウカちゃんを見るけど、岩本くんだけは下を向いたまんまで。
深「…おい照、呼ばれてるぞ」
返事をしない照くんに、深澤くんがちょいちょいと肩を叩く。
それでも岩本くんは、下を向いたまんまで。
フウカ「…あ、まだ怒ってるの?…照、今度一緒に、」
岩「Aさん」
フウカちゃんが話している途中なのに、岩本くんがわたしを呼ぶ。え、なんで今?
返事をしていいのかわからず、深澤くんとゆまとなのちゃんを順番に見るけど、誰もどうしたらいいのかわからなくて。
岩「…今日も一緒に帰ろ」
ねえ、今それ言う?絶対言う場面違くない?
フウカ「…へぇ、今はその子なんだ?全然照の好きなタイプと違うね」
捨て台詞のようにそう言いながら、廊下にいる友達の元へ帰っていくフウカちゃん。
ゆま「…は、なにあれ。喧嘩売ってんの?」
なの「ちょっと岩本。なに、どういう関係?」
ゆまとなのちゃんに言われ、岩本くんは少し不機嫌そうだけど。
岩「…元カノ」
その言葉に、わたしも深澤くんもゆまもなのちゃんも、目をマン丸くして口をぱっくり開けていて。
深「…まじ?あの子とお前、接点あったっけ、」
深澤くんの言葉に、なぜかちら、とわたしを見る岩本くん。
岩「…幼なじみ」
「…っえ゛?!き、昨日言ってた…?!」
わたしの言葉に、うん、と頷く岩本くん。
タイムリー過ぎる…!
769人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みらくる | 作成日時:2024年2月27日 16時