STEP3 ページ6
ゆま「Aが可愛くないって言いたいの？ん？」
なの「まさか岩本の好みの女にしようとかそんなんじゃないよね？ん？」
深「違います、すいません。そういうことじゃないんです」
岩「…。あ、」
朝。登校すると、わたしの机の周りで何やら拷も、…取り調べが行われていて。
岩本くんが気づくと、ほかの3人もわたしを見る。
なの「おはよーん」
ゆま「おっは」
「おはよ…て、え、何？深澤くん顔しんでない？」
深「Aちゃん！まじで俺を助けて！」
「は？」
岩「…昨日の、彼氏の作り方のやつ。ふっかがこの2人にそれを言った結果、これね」
ゆま「あんたも何許可してんの！ふっかにお前はブスだって言われてるようなもんじゃん！？」
深「違うって！そんなこと言ってねえって！」
なの「なぁにが“ モテる=彼氏ができる♡”だよ。当たり前だわそんなの。てかA既に可愛いし。なんなの？」
深「この2人まじ怖い…」
「い、いや、なんていうか…もっと男の子が好みの女の子になるってことなのかと…」
深「そう！それよ！」
深澤くん、必死で笑える。
ゆま「岩本好みの女の子になるだけじゃん。岩本に教えて貰ったら。」
岩「…や、俺好みってか、俺Aさんはそのままでいいと思う、」
「…岩本くん、いいんだよ、そんなお世辞言ってくれなくても。自分のことは自分がよくわかってるから。」
岩「…いや、だから」
岩本くん…この流れでわたしのこと、そのままでいいなんて…だからモテるんだこの人は。さらっと人のこと褒めれるからモテるんだ。そうかこれもモテポイントなんだ！
「…メモメモ」
深「え、なんかメモってるよ？」
なの「…え、てか岩本って、」
ゆま「…岩本、かわいそ。」
岩「…はは、まあ、いいんだけど。…本気出すだけだし。」
岩本くんの言ってる意味がわたしには分からなかったけれど、ゆまとなのちゃんにはわかったようで。
フゥ〜ってなんか盛り上がってる。何が起きてる？わたしも混ぜて。
ゆま「彼氏すぐ出来るんじゃない？」
「そうなるように頑張る！岩本くん！頑張ろうね！」
なの「頑張るのお前な？笑」
岩本くんを見ると、ふ、と軽くだけど笑ってくれた。
…彼氏！頑張って！作るぞ！
「おー！！！」
深「Aちゃんまじでおもろいなぁ」
岩「…」
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作者名：みらくる
| 作成日時：2024年2月27日 16時
