☆*。 ページ31
なの｢あー！楽しかったぁ！｣
宮｢ふふ。なのちゃんすごく楽しそうだったもんね｣
深｢日焼けしてめっちゃ肌痛ぇ！｣
ゆま｢見てわたしもヒリヒリするー｣
渡｢…｣
フウカ｢…｣
岩｢…｣
｢…楽しかったねぇ｣
…いや待って！カップル以外の温度差よ！
なにこの地獄みたいな空気！耐えられないよ！
深｢…あー、と。照、日焼け大丈夫…？｣
岩｢…あー、うん、平気｣
深｢あ、そうか。…わ、渡辺くんは？海入った？｣
渡｢…いや。｣
深｢…あ、そ、そっか…｣
深澤くん、気使ってくれてる。ゆまはきっとそういうとこ、好きになったのかな。
フウカ｢…わたしここで降りるから｣
フウカちゃんが、わたしたちよりも2つ前の駅で降りるらしく。
｢…あ、そ、そうなんだ！気をつけてね！｣
フウカ｢…照、送ってってよ｣
わたしの言葉は無視し、岩本くんに話しかけるフウカちゃん。
岩｢…わり、俺Aさん送ってくから｣
｢っえ、？！｣
は、初耳ですが。
｢い、いいよわたしは！1人で帰れる、！｣
と、岩本くんに手をぎゅっと握られて。
｢…へ｣
岩｢…俺が送りたいから。｣
｢…ｯ｣
岩本くんと目が合って、胸が、キュンてするのがわかる。
このくすぐったい気持ちは、一体、何？
フウカ｢…、！｣
フウカちゃんは、何も言わず駅を降りてしまって。
｢…岩本くん、い、いいの？｣
岩｢…うん。｣
握られた手が、なんだか、熱くて。
どうしたらいいのか、わからない。
なの｢…あ、わたし、涼太くんとご飯食べてから帰るから、次で降りるね｣
ゆま｢あ、わたしと辰哉も｣
渡｢俺も次最寄りだから｣
｢あ、うん、わかった｣
えええええみんななんで降りちゃうの？！き、気まずいよ。
わたしと岩本くんも最寄り駅で降りて、岩本くんがうちまで送ってくれることに。
｢…そんな暗くないし、ほんと平気だよ？｣
岩｢俺が平気じゃないから｣
…岩本くん、なんか、キャラ変わってない、？
｢…あの、フウカちゃん、｣
わたしが言いかけた時。
岩｢今日、ごめん。出会いのきっかけ、潰しちゃって｣
｢え、あ、ううん、！全然大丈夫、！｣
岩｢…彼氏作るの、手伝うって言ったくせに。…ごめん｣
岩本くん…なんか今日、やっぱり、おかしい。…だって、だって、あの時、。
｢…岩本くん、あのさ、聞いてもいいかな、。｣
岩｢ん、｣
｢…なんで、わたしにキスしたの？｣
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作者名：みらくる
| 作成日時：2024年2月27日 16時
