彼氏の作り方。(黄) (ページ22)

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☆*。ページ22

｢よろしくお願いします！！！｣

『はは！元気でいいねAちゃん！』

ドキドキ。初出勤。ドキドキ。

男の子たちが厨房、わたしはホールでお客様の対応をするらしい。

『んじゃ早速練習してみようか。いらっしゃいませ！』

｢いらっしゃあせーーー！！！｣

わたしが言うと、一瞬シンとしたかと思えば、店長さんが大爆笑。え、なんで？

『あはははは！それ俺の真似？笑』

｢え！いや！この前来た時店長さんの言い方が素敵だなと思って！｣

まずかったのかな？と思い、厨房で仕込みをしている岩本くんを見ると、目が合って。

くしゃっと笑ってくれる。あ、可愛い。

『こりゃAちゃん、うちの新しい看板娘だな』

看板娘。…ん？新しい？

なんて思っていると、表の入口がガラガラと開く音が。

あれ？まだ準備中じゃ、。

『おうルミ。今日は休みだろ？』

ルミ、と呼ばれたその人。

ルミ｢やっほー。今日新しい子来るって聞いたから来ちゃった｣

…ええ、何この美人さん。黒髪サラサラ…

その人と、パチッと目が合って。

ルミ｢…あー、新しい子って、女の子なの？｣

｢っあ、！AAです！よ、よろしくお願いします！｣

ルミ｢…よろしくぅ。っても、わたし今月で終わりだけどねぇ｣

…なんか、店長さんに対してとわたしに対してと、話し方が違う…ような、。

…気の所為、だよね。