検索窓
今日:12 hit、昨日:40 hit、合計:64,902 hit

☆*。 ページ16

ということで、放課後少し時間をつぶし、なのちゃんとゆまと3人で、岩本くんとなのちゃんの彼氏がバイトしているという丸岡屋ラーメン屋さんにやってきました。


駅3つは、割と近い。


暖簾をくぐると、そこまで大きくは無い店内だけれど、お客さんは沢山いて。


『へいらっしゃぁせー!…て、なのちゃん!涼太に会いに来たの?』


なの「てんちょー!涼太くんいる?」


いるよ!と元気な店長さんが、厨房の奥を指さす。


…店長さん、イケメン…!


ゆま「なに、店長のことかっこいいって思ってるんでしょ」


わたしが首をブンブン縦に振ると同時に岩本くんが、


岩「店長既婚者だよ」


って。夢も何も無いこと言うこの人。横目でム、と睨むと、なんでか知らないけどふふん、て顔してる。そんなわたしたちを見てゆまは笑ってる。


なの「涼太くん!」


そんなことをしていると、なのちゃんが大きな声を出して。


厨房の奥を見ると、涼太くんであろう人がこちらへ歩いてくる。


宮「なのちゃん。来てくれたんだね。…と、なんで照?笑」


岩「…まあ、なんか流れで」


「は!初めまして!なのちゃんの友達のAです!」


ゆま「ゆまでーす」


宮「初めまして。なのちゃんとお付き合いしてる宮舘と言います。なのちゃんがお世話になってます。」


ぺこりとご丁寧にお辞儀をしてくれる涼太くん。なんだこの貴族みたいな所作は…!ラーメン屋さんの店員さんとは思えない。


そして涼太くんは、このお店で人気なのであろうか、周りにいたゴツめのお兄さんたちから、彼女かよ!なんて冷やかされていて。


ああ、笑顔が眩しい。


岩「…涼太のことかっこいいって思ってる?」


「…かっこいいとは思うけど…さすがに友達の彼氏にはそういう気持ちにならないよ?」


わたしがそう言うと、またホッとしたような表情になる岩本くん。


…面白いな、岩本くんて。


『店長すいません遅刻しました!』


裏口があるのだろうか、お店の入口では無い所から入ったであろう人の声が、厨房の奥から聞こえる。


『おい翔太〜!お客さんにまで丸聞こえだぞ!』


店長さんの言葉に、そこにいたお客さんが爆笑していて。


なの「お客さんと仲良しだね」


宮「そうだね。店長の人柄もだけど、常連さんみんないい人なんだ。」


…素敵な職場…!!!

☆*。→←STEP6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (117 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
769人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 岩本照
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みらくる | 作成日時:2024年2月27日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。