STEP5 ページ13
次の日。
なの「は?フウカちゃんにそんなこと言われたの?」
ゆま「うわ、うちらがいない時狙ってきたね」
深「照も罪な男だねぇ」
岩本くんがまだ学校に来ていなかったため、なんだかおなじみになったいつものメンバーに昨日のフウカちゃんのことを話して。
なの「ってか、振ったとか言っときながら、未練たらたらなのフウカちゃんじゃん?」
ゆま「完全にただの嫉妬じゃん。おつ。」
深「…俺このお姉さんたちと友達でよかったわ。」
「…好きなのになんで振ったんだろうね、フウカちゃん」
そもそも好きなのに振るって、恋愛ってそんなこともあんの?わけわかんない。
なの「それは本人に聞くしかないでしょ」
「本人?」
岩「…え、なに?」
岩本くんが、なんだか少し引き気味でわたしの後ろにいて。
「あ、おはよ」
ゆま「座りなさい」
バンバンと机を叩くゆま。だから岩本くんに厳しくない?
深「お前、今から取り調べだぞ」
岩「は?」
なの「昨日、Aがフウカちゃんに呼び出されたのは知ってるよね?」
岩本くんが、わたしをチラッと見て、ゆっくり頷く。
ゆま「フウカちゃんに振られた理由何?」
深「直球だなゆまちゃん」
岩「…一緒にいてもつまんないって言われた」
やけに素直に答える岩本くん。
そしてその答えに、なんだか納得しているなのちゃんとゆま。
769人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みらくる | 作成日時:2024年2月27日 16時