☆*。 ページ2
なの「話しかけてくる男子とかいるじゃん、ほら隣のクラスの向井くんとか。」
向井くんは1年のとき同じクラスになった男の子。
関西弁でノリが良くてよく話しかけてくれて結構仲良くなったけど…
「あれは友達としてでしょ？」
深「あー康二かぁ。まあでも確かにあいつはみんなにあんな感じだもんなぁ。付き合ってって言われたら誰とでも付き合っちゃうタイプだし」
ゆま「え、そんな人なの？」
深澤くんいわく、寂しがり屋らしい。
「じゃあやっぱわたしは友達として仲良くしてたんだよ」
なの「や、多分、Aの態度で脈ナシだと思って次いっただけな気がするけど…」
態度？普通の態度じゃない？
深「確かに。さっきの俺みたいな態度とられたら、まあ脈ナシだと思うわな」
「ええ…わかんないなぁ…」
ゆま「Aの天然アンド鈍感は昔からだもんねぇ」
そんなことないと思うけどなぁ…
でもさぁ、やっぱり、人生で1度くらい彼氏、欲しいんだもん。
「彼氏の作り方、誰か教えてくれないかなぁ」
ゆま「好きですって言えばいいじゃん」
「好きじゃない人に？！」
なの「そもそもあんた好きな人出来たことないじゃん」
深「あ、そっから？」
「いや、というか…好きとか、よく、わかんなくない？だって友達として好きなのと、恋人として好きなのって、違うっていうけど…みんな好きだもん。ゆまもなのちゃんも、深澤くんのことも好きだもん」
深「…こりゃ大変だな。」
深澤くんまでなんか呆れだしてる。ねえなんで？
ゆま「まあ好きな人なんて気づいたら出来てるって。」
なの「そうそう。好き！って思うってよりかは、気づいたら、あれ？ってなるもんだよ」
「…そうなのか」
深「この際俺で試してみる？」
「ううん大丈夫ありがとう」
ゆま「ふっか、諦めな」
深「んはは。俺はもうダメか」
「友達だもん」
まあ気長に待ちな、ってことで話は一旦終わったけど…
結局彼氏の作り方、誰も教えてくれなかったよ？！
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作者名：みらくる
| 作成日時：2024年2月27日 16時
