ホワイトガール2

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てつやside

…て、なるはずだったんに。

と「なんしとるんお前」

て「…不甲斐ない結果で申し訳ない…」

虫「あんなにダメダメ言っといて笑」

り「…ま、いいんじゃない？ほら、あんなに喜んでるし」

ちらっとAの方を見ると、ふんふん鼻歌を歌いながら掃除をしている。

て「…ちくしょ〜可愛いから許す…っ」

ゆ「何言われたん」

Aの上司さんとやらに、Aの携帯から電話して。

うちの子はダメだー！て話したんだけど。

て「…なんか電話くるって察してたみたいで」

り「俺らの行動バレバレってわけね笑」

て「そんなこと言うと畑のマネージャーにしちゃうよって脅された…」

と「…それはあかんな」

し「もーてつや弱すぎ〜」

て「だってぇ…っ一生畑のマネージャーになるよりかは…っ一日だけなら…っ」

ゆ「まあそうよな笑」

あの上司とやら、さすがuuumの社員なだけあって、俺ら(俺？)のことをよくわかってらっしゃる。

ここは悔しいが。

て「〜〜〜ｯA！」

「あ、はーいなんですか？」

て「…にっこにこしてぇ…！」

「ふへへ、そりゃ、にこにこもしちゃいますよ」

り「俺らといるときもそうやって笑ってくれればいのに」

「…そんなわたし、笑ってませんか…？」

と「苦笑いだな」

「…それは、みなさんの企画が…」

て「まあそれはいいとして。」

て「…浮気は許さんぞ！」

「…浮気？」

て「…畑の奴らに…心奪われるなよ…っ」

「それで言ったらもう心ははじめさん…」

て「こらぁー！」

この子はほんとに…

て「…A？」

「…はい」

きょとんとした顔で、俺の事を見上げて。

て「…っく、その顔に何度騙されたことか…っ」

り「はいはいもうバカは放っておいて。Aちゃん、新人マネージャーさんの教育係、一日だけかもだけど、頑張るんだよ」

りょうが、Aの頭をぽんぽんしとる。

ずるい。

それ俺のやりたかったこと。

Aも顔真っ赤にしとるし。

て「…A！」

「は、はいっ」

て「…頑張れよ」

「…へへ、はいっ」

…そんな満面の笑みされたら、俺はもう。

て「…ｯちょっとこの子拉致するね」

と「今の一瞬で何があったんお前に」

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