いちごミルクな彼女３

女子会は女子と ページ12

[今日の夜8時、いつものところ集合ね！]


今朝梶くんからメッセージが来て、
久しぶりに梶くんと香菜ちゃんと3人でご飯を食べることになった

梶くんとは結構前から一緒にご飯食べようって言ってたし、
ちゃんと報告するいいチャンスかもしれない

香菜ちゃんにもこの間のこと直接報告したいし


「寒くなってきたなぁ…」


私が1番乗りだったから、先に店の中に入って2人を待つ



梶「お疲れ〜」

「あ、お疲れ！」


香菜ちゃんが一緒にいないってことは、ちょっと遅れてくるのかな＿


梶「今日花澤来れないってさ」

「え、そうなの？仕事？」

梶「なんか長引いてて終わるの遅くなるらしいってさっき連絡来た」

「そうなんだ…」

梶「話したいこといっぱいあるけど、また今度ご飯行こうだってさ」

「うん…」


もしそうなら私に連絡くれたっていいのになぁ…


梶「だから、今日は俺がとことん話聞くから(笑)」

「うん、ありがと(笑)」


行き慣れたお店だから、メニューを見ずに注文していくと
店員さんから「いつもありがとうございます」とまだ注文していないのにビールが届いた


梶「じゃあ、早速乾杯しよっか」

「そうだね」


グラスを合わせて身体に一気に流し込む


梶「では、早速聞かせてもらいましょうか。花澤だけに話そうとしてたことも全部ね」

「梶くんにはバレちゃうんだなぁ…」


梶くんに言われた通り、香菜ちゃんだけに話そうと思ってたことも少しずつかいつまみながら話していく

ここの唐揚げやっぱり美味しいな



梶「てか結局まだ付き合おうって言われてないの？」

「そうだけど…。その言葉ってやっぱり必要なの…？」


正直、付き合おうって言葉なくても恋人関係は成立すると思ってるし、
むしろその言葉があると少し重くなっちゃわないかなとかも思うし…


梶「Aは不安じゃない？大体女子って言葉が欲しいみたいなイメージあるんだけど」

「うーん…私はそんなに不安じゃないかな」


今は一緒にご飯食べたりとかで精一杯っていうのもあるから
これ以上求めるものは何もない


梶「ふーん…。」

「なんか楽しくなさそうな顔してる」

梶「だってもっと惚気るのかなとか思ってたらそうでもないし。かと言って愚痴を言うわけじゃないし」

「話し相手が香菜ちゃんだったら言ってるかも」

梶「なにそれ」

「やっぱり、話し相手が男と女じゃ違うよ」

梶「なーんだ」


さすがに、梶くんと女子トークは、ね？(笑)

少しだけでいい　梶裕貴→←暖かい場所

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す