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フィクションよりも。3 #silk ページ3

一度決めたら、余程のことがないと曲げないわたし。
だけど、時間が経つにつれて、この件、ここまで怒ることなのか?と疑問に思えてきた。
まあ、シルクも悪かったって言ってるし大人になれ、わたし。
いやでも、ここで引っ込めば何か負けた感じになるかも…?

なんかよく分からなくなってきたぞ…

とか何とか眉根を寄せてグルグル考えてると、痺れを切らしたシルクに左肩を掴まれ、体をシルクがいる方にぐるりと半回転させられる。
またタイミング悪く、眉間に皺を寄せてる決してお世辞にも可愛いと言えない顔をシルクに晒してしまうことに。

「まーだ怒ってんのかよ」

対面した瞬間、シルクは再び笑いそうになったようだが、ここで笑うとダメだと思ったのか口を結んで表情を引き締めて笑いを逃す。


そしてわたしは、本日2度目の恥ずかしい場面をシルクに見られたことで、先ほどあった怒りより何より、この真っ赤な顔を両手で覆い隠したい衝動に駆られた。

『もーっ!タイミング悪すぎ!こっち見ないで!』

堪らず顔を覆うわたし。
でも、顔を覆った両手は直ぐさまシルクによって剥がされた。

「まあ、、真っ赤なみのりも新鮮でいいじゃん。もっと近くで見せて。」

りんごみてぇだな、と柔らかく笑うシルク。
腕は未だにシルクによって自由を奪われたまま。
抵抗ができないみのりとシルクの距離が少しずつ近づき、ゆっくりと唇が重なる。


「ゆでダコみてぇになってんぞ。」
『シルクのせいでしょッ!』

悔しくてシルクを睨めば、みのりに負けず劣らず赤く染まったシルクの顔。
普段強気な彼の有様が、どうしようもなく可笑しくて、ついつい顔が綻んでしまった。


「やっと笑ったな。」

赤い顔はそのまま、シルクはニカッと歯を見せて笑う。

なによ、かっこいいじゃない。

『ムカつくなぁ…』
「ああ?!なんだとみのり」

ムカつくと言った瞬間、シルクの片眉が跳ね上がり、擽り攻撃がはじまった。
その刺激に滅法弱いわたしは、即ギブアップ。

シルクの手がわたしから離れた瞬間を狙って、わたしからも擽り反撃すると、シルクからも再度同じ攻撃が繰り出される。
ほんと、いい大人が何してるんだって感じだけど、これが楽しくて、心地いいから一緒がいい。

フィクションのヒーローもカッコいいけど、わたしはシルクが一番だなあ、なんて。


ま、調子にのるから絶対言わないけど!

→長々とごめんなさい。
こんな感じの文章です、というご紹介も兼ねて

いろづく季節 1 #masai→←フィクションよりも。2 #silk



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設定タグ:Fischer's , フィッシャーズ , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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xokimichikory29(プロフ) - かなとさん» お教え頂き、ありがとうございました!まだまだ不慣れで手探りなもので、気づきませんでした。申し訳ありません。 (2019年8月5日 18時) (レス) id: df98532389 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月5日 10時) (レス) id: 268a9b2673 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃん | 作成日時:2019年8月5日 10時

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