悪戯心に目覚める時 ページ8
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その後すぐに叶が隣に座り、朝のあいさつを交わした。何度呼んでも起きなかったどこかのお坊ちゃまは置いてきたらしい。
入学して初日から寝坊とは、葛葉も考え物だな。
「今日は初めての授業だから、気合を入れないと」
『何をそこまで張り切ってるの、どっかの誰かとは大違い笑』
「ほら、Aももっと食べな ？？」
『い、いやこれ以上は』
「おい叶ぇ、なんで起こしてくれなかったんだよ」
しばらく叶の目の前にあるご馳走が彼の口に吸い込まれるのを観察し、もうそろそろ教室へ移動しようかと問いかけようとしたところで、二、三個寝ぐせをつけている葛葉が起きてきた。
「ふぉはよふねぼふへ、ほういふじはんふぁよ」
『おはよう寝坊助、もう行く時間だよ、だって。何か一口食べていこう ？』
「なんで分かるんだよｗｗ」
何を食べようか悩んだ葛葉は面倒くさくなったのか、私が食べていたサンドイッチをご所望した。
まったく困ったひとだなと出会って二日で呆れるのも無理はないだろう。
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「これから皆さんには浮遊術を教えます。いいですか ？ 何か物を浮かせたいときには、＜ヴィンガーディアム・レヴィオーサ＞と唱えるのです。さあ、やってみてください ！」
本日最後の授業は呪文学。
初回から呪文を学べるのは色々頭に入ってこない説明を受けるのよりずっといいが、初歩的なものなら予習はしてきているので少し退屈さを感じる。が、その退屈さが隣に座っている叶にも伝染したのだろうかとんでもないことをしでかした。
「見て、絶対かつらだよあの人。＜ウィンガーディアム・レヴィオーサ＞ ！！」
『ちょ、まｗｗ叶ｗｗｗｗ』
「ヒィィィ ！ ！ 貴方 ！よくも私の秘密を生徒の前で晒しましたね ？！ 名を名乗りなさい ！！！」
「僕 ？ 僕かなちゃん。」
「ｗ叶ぇ ！ パス ！！」
『死ぬｗｗｗｗｗ』
「ああ、こら ！！呪文は完璧ですがそのようなことに使ってはいけません ！！」
２人の悪事によって、呪文学の初回授業は大惨事となった。
先生の優しさにより、日本でいう生徒指導のような立場であるウィル先生に伝わることはなかったけれど、なぜか“３人に”教室の掃除をさせられた。解せん。
『私まだ何もしてないのに…。』
「まだ笑 ？」
「堂々と笑っていた罰ですよ ！先生はとても悲しいです ！！」
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あぶりかぶり(プロフ) - イカワウソさん» 確かにｗｗｗｗでもねホントにご本人が「僕かなちゃん」って言ってたのよ絶対に！！！探してみ！！ (2月13日 23時) (
レス) id: 54d43eec80 (このIDを非表示/違反報告)
イカワウソ(プロフ) - 僕かなちゃんってｗｗｗデカハナチャンみたいにｗｗｗ (2月13日 8時) (レス) @page8 id: e082f267fd (このIDを非表示/違反報告)
あぶりかぶり(プロフ) - マニ。さん» マ二。さんこんにちは！ハリポタは上映から何年たっても沼から抜け出せませんよね笑！！私で良ければお話ししましょう〜！ (1月6日 1時) (レス) id: 54d43eec80 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - あぶりかぶりさん» ✉️。面白い作品ですね、嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます、ハリポタ大好きなのでこれからも応援してます！あぶりかぶりさん！ (1月5日 15時) (レス) @page1 id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
あぶりかぶり(プロフ) - 月宮まるさん» 暖かいコメント有難うございます！私自身もく/ろ/の/わのお二人とhrptの世界観が大好きなので、そう言っていただけると本当に嬉しいです！！ (1月1日 23時) (レス) id: 54d43eec80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぶりかぶり x他1人 | 作成日時：2023年12月30日 18時
