プロローグ ページ2
.
‘名前を言ってはいけないあの人’との最後の戦いが終わって約50年。
世の中は着々とあの人、ヴォルデモートのことを忘れていった。おそらく魔法界史上一番平和な50年だっただろう。それも異常なほどに。
戦いの末、とても学校とは言えないほどボロボロだったホグワーツ城も、さすがは魔法使いというべきか今ではすっかり元通りである。
時がたつにつれて、ここ最近では‘魔族’という新しい勢力が見られている。彼らが私たち人間にとって敵か味方かはまだわからないが、今のところ表立った行動はない。
「Aお嬢様。何を読んでおられるのですか ？」
『…新聞を少しね。』
「もうすぐ旦那様がお見えになります。何も起こらないことを願いますが、お気をつけ下さいね。」
『ありがとう、アメリア。』
たかが50年。されど50年。私たち魔法使いにとっては平和だったかもしれないけれど、戦いによって行き場をなくした魔法動物はほったらかしになっている。
「帰ったぞ。お前、ホグワーツ魔法学校からの手紙は届いたか。」
『はい、お父様。』
「流石は私の娘だな、ではお前に魔法動物捕獲の役目を与える。」
彼らを捕まえるのが私の役目らしい。
「ま、待ってください旦那様 ！！ お嬢様はまだ11歳です、いくら魔法に長けていたとしても危険すぎます ！」
「屋敷しもべの分際で私に物をいうのか ？ 今すぐにでも服をお前に与えてもいいんだぞ。」
『私は大丈夫よアメリア。お父様、荷物の準備をしてきます。』
私の家は代々魔法動物とともにあった。
昔はあの有名なニュート・スキャマンダー先生とも面識があったらしいが、本当かどうかは私にはわからない。
なぜなら、お父様や叔父様。この家の人々は魔法動物を違法売買してきたからだ。
『だーれが悪人のいうことなんて聞くもんか。勉強して出世してこんな家早く出てってやる。』
そう、人前での私は「不満なことも不自由なこともないお嬢様ですのよ、ふんふーん」感を出しているが、私も人間なので実際のところは不満だらけである。
でもそんな家とももうすぐさよなら。なんせ私はホグワーツに行けるのだから ！ ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 453人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あぶりかぶり(プロフ) - イカワウソさん» 確かにｗｗｗｗでもねホントにご本人が「僕かなちゃん」って言ってたのよ絶対に！！！探してみ！！ (2月13日 23時) (
レス) id: 54d43eec80 (このIDを非表示/違反報告)
イカワウソ(プロフ) - 僕かなちゃんってｗｗｗデカハナチャンみたいにｗｗｗ (2月13日 8時) (レス) @page8 id: e082f267fd (このIDを非表示/違反報告)
あぶりかぶり(プロフ) - マニ。さん» マ二。さんこんにちは！ハリポタは上映から何年たっても沼から抜け出せませんよね笑！！私で良ければお話ししましょう〜！ (1月6日 1時) (レス) id: 54d43eec80 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - あぶりかぶりさん» ✉️。面白い作品ですね、嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます、ハリポタ大好きなのでこれからも応援してます！あぶりかぶりさん！ (1月5日 15時) (レス) @page1 id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
あぶりかぶり(プロフ) - 月宮まるさん» 暖かいコメント有難うございます！私自身もく/ろ/の/わのお二人とhrptの世界観が大好きなので、そう言っていただけると本当に嬉しいです！！ (1月1日 23時) (レス) id: 54d43eec80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あぶりかぶり x他1人 | 作成日時：2023年12月30日 18時
