転校生の君 4 (ページ48)

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『おめでとうございます！』

司会のその声と共に、賞状やらトロフィーが四人に渡された

『セフン君は一年の部で1位ですからトロフィー差し上げますね～』

…？

1年一人しか出てないから1位当たり前…

……？

セフン君も苦笑い

CY｢僕にたくさんの票を与えて下さって、みんな本当にありがとうございます

二年連続なんて、本当に嬉しいです！｣

マイクを渡されたチャニョルさんの言葉も終わり、

このステージは徐々に終わりに近づいていった

DO｢俺達も教室戻ろっか｣

女子達がゾロゾロ出ていくのを待ってから、ジフ君、ギョンス君、3人で教室に戻った

DO｢じゃあね、ジフよろしく｣

ギョンス君は教室に入り、ジフ君と二人になった

すると教室に戻ったはずのギョンス君がまた顔を出した

DO｢…あ！そういえば帰りとか一緒に帰った方がいいかな｣

…帰り

昨日あんなことがあった

でも

｢…そこまでしてもらうなんて悪いから、大丈夫｣

別に好きで付き合ってる訳でもないのに、帰りも同じなんて迷惑なだけ

…本当は誰かいてほしいけど

早く帰れば大丈夫だし！

…見つからなければね…

そう言うとギョンス君は少ししょんぼりしながら微笑んで頷いた

すると隣にいたジフ君が鼻で笑った

JH｢彼氏なのに言わないんだね。昨日あったこと｣

……付き合ってるって事が無意味ってなるし、言えるわけないじゃん

JH｢面白いね。

付き合ってるフリなんて｣

…

…え？

ジフ君の顔を見ると怪しそうにニヤついていた

JH｢俺に知られちゃったね。ドンマイ｣

わざとらしく溜息をつきながら私の肩をポンッと叩いた

…………え？

なんで…？

教室に戻ってから小声でジフ君に聞いてみると、
どうやら体育館でのやり取りからわかったらしい

｢…黙っててね｣

JH｢どうかな｣

…………………。

ルハン君達が知ったら…

ベクにはもうバレてて…

…はぁ…ギョンス君…どうしたらいい？

.

教室に先生が入ってきて軽く話をして解散となった

でもゴミやいろんな片付けをしないといけない…

大きな飾り付けとかは明日でいいみたい

早めに帰りたいけどきっと皆はやらないで帰ってしまう

この役割の私がやらなかったらダメだし…

そう考えてるうちにどんどん人はいなくなっていく

ジフ君も部活だーって騒ぎながら行っちゃったし…

どうしよう…