転校生の君 4 (ページ46)

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『では途中経過の4位から順に行きましょう！！

第4位～ビョンベッキョン！！』

司会のその声に大きくなる歓声とともにステージに現れた人影

………えっ？

『次は1年生のオセフン～！』

………わぁ…

セフン君……

『昨年1位！！！バクチャニョル～！！』

……………………っ…

『途中経過の順位では堂々の1位！！ルハン～！！！』

……………っ…

…ルハン君…

4人が出てくると体育館が揺れるほどの黄色い歓声が飛び交っている

歓声とともにシャッター音も響き渡っている

初めて見たけど、すごい…すごすぎる…

全員前髪はいつも降りてるのに、今回は全部綺麗に上がってセットされてて。

いつもの雰囲気なんか全然ない

カッコよくキメてたり、笑顔で手を振ってたり…

そんな姿にドキッと胸が跳ねた

制服ではなく、黒いジャケットと白いジャケットで分かれてて違う雰囲気をお互いに醸し出している

JH｢驚いた？｣

隣のジフ君が腕を組みながら、少し微笑んでそう言った

私は勢いよく頷いた

……凄すぎるよ…

4人にドキドキすると同時にどこか締め付けられる辛さも少しあった

何故かはわからない

JH｢…ギョンスと付き合ってるのにときめいていいんだな｣

また違う、ドキッとした

ギョンス君はその声には気付かず、ステージを見ていた

ジフ君には何も言えなかった

いつもと違う4人にときめいてる自分もいたから。

そこから、1人1人のアピールの時間になっていった

ベクのステージは、どこか苦しくて

さっきの出来事を思い出してしまう

あんなに弱々しかった奴もこんな姿になるなんて。

チャニョルさんが出てくると、やっぱり彼女さんが浮かんでしまう

見てるのが辛くて

でも、すっごくカッコよくて。

DO｢…何で泣くの｣

｢泣いてない｣

にっこり微笑んでステージに立つチャニョルさんが見てられなくて俯いてしまう

少し目が合った気がしたから余計に見てられなかった

続いて、登場したのはルハン君

髪の毛を上げるとそんなに変わるんだってほどの変わりようでドキドキしっぱなしだった

…カッコイイ

皆とは違って、笑顔は時折でモデルみたいにクールに決めるルハン君

みんな凄すぎて驚くしかなかった

DO｢…俺と付き合ってるんだからさ、そんな事言わないでよ｣

そんな声と共に頬に柔らかい感触