転校生の君 4 (ページ43)

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ギョンス君に申し訳なさしかなくて余計に辛くなる

DO｢どこに行こうか？｣

優しく微笑んで首を傾げるギョンス君

｢…何処でもいい｣

ギョンス君は私の手を握りながら、頭を撫でてくれている

どうしたらいいのかわからない

ギョンス君の顔を見るにも、恥ずかしいし…

私はただ俯くしか出来なかった

…

…っ？

ギョンス君と握ってる手じゃない方を誰かに掴まれた

『Aちゃんの友達が呼んでるんだ。

ギョンス、ちょっと借りるね』

そして強く引っ張られ、ギョンス君の指が私から離れた

｢…え…っ…？｣

ギョンス君も不思議そうに、曖昧な返事をした

ギョンス君が離れていく

前に目を向けると、私を引っ張りながらズンズンと歩くベク

後ろ姿でわかる

声でわかってしまった

…私の友達？

ジナ達がまたいるの？？

ベクはチラリと後ろを向くもまたすぐに前を向いた

.

……………え？

BH｢2人。もう入るね｣

『え、ほぼ終わってるよ～！』

BH｢いい。｣

止まることもなく入った場所は昨日行ったお化け屋敷だった

…え？

友達は？

｢…何？｣

私がそう聞くと、ベクの足が止まった

暗闇だけどうっすら見えるベクの顔

BH｢…嘘…でしょ？｣

掠れるくらい小さな声で呟いた言葉に少しドキッとした

何のことかわからないままがいいのに、

こういう時ばっかり変な勘が当たったりする

BH｢…ギョンスと付き合ったって｣

やっぱり考えてると同じことだった

｢…付き合った、よ｣

何故か喉が詰まってしまう

するとベクは私に近づいてきて両手で私の頬に触れた

苦しい

苦しい

やめて

一気に込み上げそうになる涙

BH｢…ほら、嘘ばっかり｣

…何言ってるの？？

BH｢俺はAが嘘ついてるってわかる

昔から、ずっと変わらない。

目が泳ぐところ｣

……っ

ベクの目が真っ直ぐと私の目を捉えていた

そしてさっきよりも近くにある顔

バレないようにしなきゃ…っ

私も真っ直ぐとベクの目を見返した

BH｢…ほら嘘だ

変わらない…

そう言うと無理してでもバレないように目を合わせてくるところ｣

フッと鼻で笑って微笑むベク

もう…無理……っ

やめてよ…

何でも知ってるような事言わないでよ…

思い出す……

どんどん締め付けられて目に涙が溜まった