転校生の君 4 (ページ40)

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いつもニコニコしてて優しそうなのにこの人も怒るんだ

XM｢…はは、ごめんね｣

……怒らないんだ

XM｢確かに全部俺が悪い…｣

…本当に思ってるの？

感情が抑えられなくなりそう

LH｢アンタはチャニョルと全く同じ事をしてる｣

俺がそう言うとミンソクさんは顔を歪めた

LH｢彼女がいるのに抱き締めて、キスして

Aが必要としてるのに、どうして傷付けるんですか？｣

XM｢まって｣

どうやら混乱してるみたい

…チャニョルの事知らなかったのかな

ため息をついて頭を抱えてるミンソクさん

LH｢あと、Aには彼氏が出来たみたいです｣

XM｢…そんなに俺が嫌い？｣

いつの間にか落ち着きを取り戻してるミンソクさん

………

…俺も何でこんなにムキになってるんだろう

XM｢色んな事教えてくれてありがとう

Aに会いたいんだ。一瞬でもダメかな｣

……会いたい

何で簡単にそんな事言えるの？

『ルハン君！いつまでやってるの！もう～』

…………

そんな声が聞こえ、腕を絡まれる

目の前にいるミンソクさんは苦笑い

XM｢……俺？｣

隣にいる女がミンソクさんを上目遣いでアピールしている

…離してくれ。

『どこの高校ですかぁ？？』

ミンソクさんは嫌な顔せず、笑顔で答えている

………え、その高校ってすごい頭いいところ…

『連絡先教えてくれませんか！』

するとゆっくりと女の腕が離れた

…？

隣を見ると、あの香水女がいた

………先輩の圧力ですか

XM｢…それはできない、ごめんね｣

女は落ち込んだ様にどこかへ行ってしまった

…断ったのは、彼女のため？

Aのため？

女がいなくなった代わりに香水女が近付いてきた

HN｢ルハン君！Aは？何処にいる？｣

…………

クソ女

XM｢やっぱりいるんだね。

わかりやす｣

香水女はズカズカと裏に入って行った

余分な事だけ言ってどっか行きやがって…

XM｢…Aが嫌ならしょうがないよ

俺はいつでも待ってるからって伝えておいてくれないかな

ごめん、とも。｣

ミンソクさんは立ち上がって何も頼まずそう言った

きっと他にもたくさん伝えて欲しいはず

俺もミンソクさん自身も、Aを傷付けないための言葉を選ぶのが難しいんだ

LH｢なんかすみませんでした｣

ミンソクさんは微笑んでで首を横に振った