転校生の君 4 (ページ26)

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何のことかすぐにわかった

イケメンコンテストみたいなやつだから行かないとってことを言いたいんだろう

｢大丈夫だよ｣

みんながいる所にいればバレないと思うし…

そう思ってるけど、本当は怖い

けど迷惑かけたくない

LH｢ダメ、それは絶対ダメ。｣

ルハン君は私の手を握ったままそう言った

もう一緒にいてくれる人なんていないんだから

…いたとしてもどっちみち1人になる運命だったし

DO｢あ、Aちゃん｣

隣から声が掛かり顔を向けるとギョンス君が笑顔で立っていた

LH｢いい所に来た！！！｣

ルハン君の顔は一気に明るくなった

LH｢体育館行かなきゃいけないからさ、俺の代わりにAと一緒にいてくれないかな｣

DO｢うん、いいよ｣

ギョンス君はあっさりと笑顔で頷いた

LH｢目、離さないで｣

DO｢うん｣

LH｢いじめんなよ｣

DO｢うん｣

LH｢あと、｢さっさと行け｣

…(笑)

ルハン君は笑顔で手を振って、走って行ってしまった

………

……………。

DO｢久しぶり…｣

｢そうだね…｣

…久しぶり？

DO｢暇だから、俺達も体育館に行く？｣

｢そうだね｣

ギョンス君と2人は慣れてるはずだけど、一緒に行動はなんだか気まずい

しかも昨日…

チャニョルさんに助けを求めに行った時、教室にいたよね…？

……久しぶりじゃないよ……

.

DO｢チャニョルといるのかと思った｣

……私もそう思ってたよ

DO｢チャニョルと付き合ってるの？｣

｢付き合ってないよ｣

すごい嫌な話題…

DO｢あんなに仲良いとは思わなかった｣

やっぱり気付いてるじゃん

｢……久しぶりじゃないのに何で久しぶりなんて言うの｣

DO｢触れない方がいいかなって｣

小さく微笑むギョンス君

……バリバリ自分から触れていってるよ

.

DO｢久しぶりにこんなに話すよね｣

｢そうだね｣

図書室では楽しく話せていたけど、
今は色々あったせいか、ビクビクしてる自分がいた

.

体育館に近づくなり女子の声が凄い聞こえる

DO｢…うわ｣

中に入ると引くように見ているギョンス君

…はは、女の子嫌いみたいな事言ってたもんね…

｢……ごめんね｣

1人でいたい筈なのに

そう言うと、ギョンス君は笑顔で首を横に振った

DO｢女は苦手だけど、Aちゃんは大丈夫だから｣

…どう反応したらいい？