転校生の君 4 (ページ24)

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一般のお客さんも沢山いて学校の中がすごい賑やかだ

ルハン君が通ると毎回と言っていいほど、カッコイイ…だったり、やばくない？っていう声が聞こえてくる

…隣歩いてていいのかな

学校の人の目も怖いし…

いつの間にかルハン君は男の人達に絡まれて足が止まっていた

それを見てるとチラチラ目が合う

……待ってた方がいいんだよね

少し離れて待ってる事にした

『トイレ行くから待ってて』

すると近くから聞こえてくる声に聞き覚えがあった

見ない…見ない…

見ないようにしてるのに、近付いてくる足音と視界に人影が

………。

CY｢ねぇ｣

…

ルハン君、早く来ないかな。

ルハン君の方を見るとまだ盛り上がっているみたいだった

CY｢…A｣

…っ

こういう時ばっかり名前呼ばないでよ…

すると腕を掴まれた

CY｢ごめん、違うから｣

いつもよりも弱々しい声のチャニョルさん

…何が違うの？

何がごめん？

｢何も気にしてません

ごめんなさい…知らなくて｣

私が散々甘えてしまったから、

優しいチャニョルさんは助けてくれたんでしょう？

あ…遊びか。

『チャニョラ、何してるの？』

女の人の声が聞こえると、チャニョルさんはビクッとして私の腕を離した

……

……遊びだもんね

すぐに離された手に少し傷ついた

やっぱりこの人のこと好きなんだ

丁度いい所に、ルハン君が戻ってきた

LH｢ごめんね、…行こう｣

また私の手を握って歩き出し、

チャニョルさんと女の人の横を通って行った

視線を感じたけど、顔を背けて歩いた

LH｢誰だろうね｣

空気を暗くしないようにしてるのか、少し微笑んで話し出したルハン君

…誰

｢彼女って言ってたよ｣

確かに女の人の口から付き合ってるって

そう言うとルハン君は少し驚いていた

ルハン君も知らなかったんだ…

何故か変な空気になってしまった

『…あれ！A？』

後ろから聞こえてきた声

…この声

ルハン君も何かを考えるように後ろを振り向いた

｢…ミンソクさん…？｣

後ろにいたのは、

ミンソクさん

と

女の人

XM｢…君は、ル…ルハン！ルハン君だね。｣

ルハン君はクスッと笑って少しお辞儀をした

LH｢彼女…ですか？｣

ルハン君がそう聞くと、ミンソクさんは私をチラッと見て頷いた