転校生の君 4 (ページ14)

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………。

チャニョルとAが教室を出て行った

周りに沢山女の子がいるけどそれしか目に入らない

……………俺も一緒に回りたかった。

羨ましさしかない…

……………俺何考えてんだよ

Aには…チャニョルしかいないんだし。

ジフがまたニヤニヤしてる

…ムカつく。

JH｢どこ行こうか｣

LH｢どこでもいい｣

転校してきて初の行事

こんな感じなんだなぁ

ジフとぼーっと周りを見ながら歩いていると、次々と女の子に話しかけられる

『ルハン君！！！これあげる！』
『ルハン君っ…これ…貰って！』
『…余っただけだから気にしないで』
『これ美味しいの！』
…

JH｢お前ってお金使わなくても何でも手に入るよな｣

……

両手にたくさんの食べ物

……嬉しいけど…ねぇ…？

俺のためにお金かけるのはやめて欲しいけど…

何ていうか複雑。

LH｢……一緒に食べような。ジフ｣

こんなに沢山さすがに1人じゃキツイ…

.

JH｢あ｣

2人でフラフラ歩いていると、ジフが何かを見つけたみたいだった

その目線を辿ると、Aの姿が

………何でベクと一緒なの

後ろ姿だけどすぐにわかった

……幼馴染み…か。

確かに2人の雰囲気は何処と無く周りと違う気もした

何故か締め付けられる

Aとベクは何処と無く辛そうにも見えて、なんだか儚く感じた

…両想いだったのかな

…

……やめよ

過去の事に口出しなんて出来ない

2人の雰囲気からしてそれほどのことがあったことが伝わってくる

LH｢行こう｣

ジフを無理矢理引っ張って別のところに移動した

.

生憎、ジフと俺はクラス店の時間が同じじゃない

ジフは教室に行ってしまい、俺は1人ぼっちになった

ん～何しようかな。

体育館、何かやってるかな。

俺は体育館に向かった

『ルハンく～ん！！♡』
『キャァァァア♡』
『やばい！！！！』

…

…あはは

やめておこう。

3分も経たないうちに体育館を後にした

.

JH｢結局ここにいるのかよ｣

特に行きたいところもないし、俺は教室に戻ってぼーっと座っていた

いつもと違って教室に甘い匂いだったりいろんな香りがする

…カフェっぽいな

カフェ…

ふと頭に浮かぶ昨日

驚いた。

Aがあそこで働いてるなんて…