転校生の君 (ページ44)

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44 LH ページ44

新しい学校

新しい仲間

新しい環境

もう色々慣れた

俺の隣の席のAさん

『ルハン、アイツとは関わるなよ～？』

『まあ空気ってやつ？』

『いい時に利用できるけどな～(笑)』

『話しかけるやついないし、暗黙のルールみたいな？(笑)』

同じクラスの奴らが説明してくれた

意味わからない

可哀想、いい人そうなのに

.

図書委員として、話すことも多くなった

LH｢君、名前は？｣

A。分かってる

｢Aだよ｣

君は笑顔で答えてくれた

俺の名前は知らないみたいで、本当に周りに興味が無いのが分かった

教室では特に話さない

俺も授業は真面目に受ける方だし、

彼女も真面目にノートをとってる

時々外ずっと見てるけど。

.

日が経つにつれて、Aと仲良くなっていった

俺が話しかけるといつも笑顔で答えてくれる

図書室ではたくさん話すようにもなった

こんなにいい子なのに、どうしてみんな避けるのか謎だ

2人きりの図書室

ある日俺ら以外にも使う人が出てきた

…と思ったら、チャニョル

サッカー部を見学しに行ったら、一番はじめに声をかけてきた奴

CY｢ねえ！転校生だよね！！サッカー部入るのー？？｣

若干距離があるのに、大きな声で満面の笑み

CY｢俺チャニョル！！｣

第一印象、明るい元気な奴

体験入部になると、チャニョルが話しかけてくれたりして気楽だった

BH｢俺ベッキョン！！｣

ニコニコした奴、ベッキョンも仲良くなった

チャニョルがいつも付きまとってる、ギョンスとも友達になった

DO｢本当にうるさい｣

俺らが騒いでると、いつも冷たく言うギョンス

きっとギョンスは俺らのことが大好き。

.

Aと話してると、チャニョルの顔が明らかに変わった

CY｢何で……｣

ああ、コイツも周りと同じように避けてるんだ

こういうの本当に嫌い

Aは傷付いたのか、気をつかったのか

いつものように笑顔で図書室を出て行った

LH｢チャニョル、やめろよ｣

CY｢……なんであんなヤツといるの？｣

LH｢その言い方も、Aが可哀想だよ

お前がそうなったら嫌だろ？

あの子は凄いいい人だよ｣

俺はチャニョルに伝えた

納得いってないみたいだけど…

周りの男子にいう気は無い

チャニョル達はいい人そうだからこそ伝えた

周りが良くないわけでも無いんだけど

アイツらなら