転校生の君 (ページ27)

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………………。

さて、どうしよう。

…このまま教室行くしかないかな

CY｢それで戻るとただの笑いものだけど｣

チャニョルさんの横を通り過ぎようとすると声を掛けられる

｢元から笑い者だし…しょうがないじゃないですか…｣

嘲笑うかのように話すチャニョルさんに少しイライラする

CY｢てかもう授業始まってるけどね｣

｢……嘘｣

最悪…余計入りずらいじゃん

CY｢保健室でサボればいいのに、あそこの先生チョロいよ？｣

サボるなんて……

でも…

CY｢まあ、ドンマイ｣

｢…わ！｣

顔にスポーツタオルをフワッと掛けられて

チャニョルさんはどこかに行ってしまった

……何なんだあの人

使うのは悪いと思ったけど…しょうがないよね

洗濯して明日返そう

チャニョルさんのタオルで髪や濡れた場所を拭きながら保健室に向かった

サボるなんて初めてですごい怖くてドキドキしてる

｢頭痛いんですけど…｣

『大丈夫～？ベッドで寝てていいよ～！

何でそんなに濡れてるの？！ほらほら！タオル！！』

｢ありがとうございます…｣

先生はバタバタタオルを何枚か取ってきて貸してくれた

………チャニョルさんが言う通りホントにチョロい…

.

目を開けると保健室の天井

ああ、やばい。本当に寝ちゃってた。

｢先生！すみません！寝ちゃってました！｣

カーテンを開けて先生に謝ると、先生は椅子を回転させてニコニコしていた

『全然大丈夫だよ～

ちょうど学校終わる時間だから、様子みて帰っていいよ

あ、ひとりで帰れる？親呼ぶ？』

｢大丈夫です！帰れます！タオルもありがとうございました｣

…親なんて呼んだら殺されちゃうよ

先生が何か思い出したらように、声を挙げた

『カバン、そこに置いてあるからね～

さっきお友達が持ってきてくれたよ～』

お礼を言って保健室を出た

…お友達？誰だろ

…ルハン君かな……チャニョルさん…？

そんなわけないか…

…そんなに濡れてるって分からないし別にいいよね

若干まだ濡れてる制服のまま、お店に向かった

お店でミナさんにいつもとなんか違うって言われたけど特にバレはしなかった

あとは…ミンソクさん…

XM｢なんかいつもと違う…｣

どうかバレませんように…

流石に今日あったことは言えない

心配かけたくないから…

｢何も無いよ｣

上手く誤魔化した