会えない時間と見えない気持ち (ページ27)

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高層マンションページ27

私『ここであってる？』

ユナ『うん、ここって言ってたはずだけど……』

私達は指定された場所に来たけど、不安だった

何故ならそこは高層マンション

見上げるくらいの高いマンション

いかにもお金持ちが住んでそうな佇まいだ

私『ねぇ、なんか怖くない？不安なんだけど……』

ユナ『なんでよ、二人居るしだ、大丈夫っしょ……』

私『……う、うん。でもなんか嫌な予感がさ……』

ユナ『とりあえず待ってようよ、待ち合わせの時間より早いんだし』

私『う、うん……』

とりあえず私達はマンションの入口で待っていることにしたのだが、ロビーは凄い広いしコンシェルジュみたいな人もいるからなんだか私達は場違いだと感じた

ちらっと周りを見渡せば見たことのない集団が目に付いた

フードを深くかぶり黒マスクをしている人、何人かがエレベーターホールの辺りに見えて、なんだか異様な雰囲気に私はますます怖くなってきてしまった

私『ねぇ、ユナ、やっぱ、帰らない？』

ユナ『だって携帯……』

私『もう新しいの買えばい……』

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

私『わっΣ(ﾟдﾟ；)！！』

あまり急にユナの携帯が鳴るもんだから思わず声を出してビックリしてしまった