会えない時間と見えない気持ち (ページ19)

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オフ以上オン未満ページ19

私『カイくんってどんな人なんだろ？ダンスの時の顔とさ、さっきの女の人に対する顔が違うというかなんというか……』

ユナ『ハハハそりゃオンとオフくらいあるでしょ？プロだもん。』

私『そっか、だよね……』

私はさっきの優しいカイくんの瞳が頭から離れなかったんだ

私『ねぇ、ユナ？今日は？』

ユナ『はっ？き、今日？んー今日は、オフ以上オン未満じゃない？気軽な感じ？』

私『……なるほど』

ユナ『なに、もしかしてカイに惚れたとか？』

私『えっ？そうじゃないけど、なんだかさっきのカイくんの瞳がさ……』

ユナ『ふ～ん……ね、それよりサイン会ももう少しで終わるし、お腹減らない？？』

私『うん、減ったね』

ユナ『じゃあさ、どっかいこっか、サイン会終わったら！』

私『うん！』

ーえー本日のサイン会はここで終了になります。気をつけてお帰りくださいー

スタッフさんが拡声器をつかいながら、ファン達はゾロゾロとまた動き出した

EXOのメンバーは椅子から立ち上がり、ファンに挨拶をする。

黄色い声援が飛ぶ

いつの間にか私は一番前まで来ていて、彼らの挨拶を間近で見る事ができた。

私はカイくんが気になった。

EXOメンバーは他にもいるのにカイくんしか目に入らなかった。

だから気のせいだけど、カイくんとも目が合ったような気がした。

ユナ『ベッキョーン！！サランへー！！』

ユナは最後までべくにサランへを叫んでいた

そして彼らは私達ファンを見て手を振りながら退場し、帰っていった。