会えない時間と見えない気持ち (ページ13)

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サランヘヨページ13

私は何もわからないままユナ、の後ろに並んで

みんながどんなふうにしてサイン会とやらをしているのか観察していた

私『わーみんな、ふつうに話してる』

ユナ『当たり前でしょ！こういう時にアピールよ！私はベクにサランヘヨって絶対にいうと決めたの！あーあー超緊張ー』

ユナはベクにサランヘヨというらしい

サランヘヨって確か愛してるだよね？

わー私なんて言えないや、そんな愛してるなんて

そんなことを思っていたら私達の順番が来て、目の前にはぎょんちゃんが居た

ぎょんちゃんは上目遣いでくりくりお目目で見つめてきて、私は固まってしまった

まるでぎょんちゃんのお目目の魔法にかかったみたいに

そんな私を見てぎょんちゃんは、ニヤニヤしてアニョハセヨと言ってくれた

私はハッと我に帰り、ア、アニョハセヨとぎこちない韓国語を話した

今回のサイン会は、一人一人にサインが貰えるので、進むのが遅くて私はぎょんちゃんのところで立ち止まっていた

ギョンス『カイのこと好きなんですか？』

私『はい？』

やばい韓国語で話されても私ワカリマセン

私『い、イエス。ハハッ……』

ギョンス『フフッ』

おっ笑ってるってことは話通じた系？？