四十七話。 ページ47
〜A〜
長かった検診を終えて外に出ると、
外は薄暗くなってて。
病院の薬臭い空気にずっと触れてたせいか何となく外の風に触れながら帰りたくなり、
バス停を通り過ぎて自分とのんちゃんの住んでるマンション方へ歩き出した。
『...さっむ、』
息を吐いてもまだ白くはないが私にはとてつもなく寒く感じた。
...のんちゃんがちょっと恋しいなんて、
全く思ってない。
『...あ。』
のんちゃんといえばLINEを返していない事を思い出し、
スマホの画面を見た。
俺仕事終わったんやけど迎え行こか？
そんなシンプルな文章だけ書かれていて、
もっとしつこい物を想像していて呆気にとられた。
『自分で、か、える、わ。』
ポソポソと口に出しながら打って送信すると数秒で既読が付いた。
ハヤッ。とびっくりしてると、
ほんま？とだけ送られてきて、
ほんまです。と送る。
駄々っ子されると思いきや全然違くて、
ただ既読だけついてあとは何の返事もなく。
『...なんなん。』
そうボソッと言葉を溢して
歩き出そうとした時だった。____
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みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年10月17日 12時) (
レス) id: fdfb369b07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：xo | 作成日時：2018年10月15日 17時
