三十四話。 ページ34
〜小瀧〜
仕事が終わりうちに真っ直ぐ帰り、家事やら何やらを終わらした後、
夕飯を作りながら手伝いたそうにリビングのソファーからこっちを見てるAちゃんに、
ふと前から思っていた事を問いかける。
『Aちゃんて誰が好きなん？』
「...え？」
『初めて会った時の感じ見る限り、
少なくともWESTのファンやろ？
...誰が好きなん？』
チキンライスを作ってるフライパンを振りながら言うも、
まるでボリュームを急にオフにしたかの様に返事は聞こえなくて。
軽く振り返り横目で様子を見ると、
明らかに動揺した顔をして、
「あ、...えっと、あ、ハハっ。...」
誤魔化した。
いつもは上手い作り笑いも、
急過ぎる俺の言動に咄嗟に反応できなかったのか、
動揺で瞳は揺れて、
逸らしてて不自然で。
『...やっぱええわー、
聞かんかった事にしてやー。』
明らかに俺じゃないと言われてるみたいだった。
いつもだったらおちゃらけて、
誰が好きなん〜？
淳太？神ちゃん？
やっぱ流星ー？
と深掘りしてただろうに、
どうしようもなく今は、
この話題から避けたくなった。
____...きっと俺、嫉妬するから。
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みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年10月17日 12時) (
レス) id: fdfb369b07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：xo | 作成日時：2018年10月15日 17時
